「Danse Noble」に現役のバレエダンサーとして出演する 尾本 安代さん 金沢区平潟町在住 72歳
表現者として踊り続ける
○…8月11日に横浜赤レンガ倉庫で開催されるコンテンポラリーダンス公演「Danse Noble」に現役のバレエダンサーとして出演する。「コンテンポラリーダンスは個人の持っている感性で表現する。新しいものに挑戦でき、踊るチャンスがあって公演に出られることがありがたい」
○…平潟町で生まれ育ち、幼稚園から短期大学まで計17年、関東学院に在籍。幼少時、バレエはまだ日本で浸透しておらず、友人の発表会で「きれいなチュチュを見て私もやりたい」と思ったのがバレエとの出合いという。しかし、近くに教室がなかったため、六浦に教室ができた11歳で念願のバレエを習い始めた。高校で谷桃子バレエ団研究所に入所し、短大卒業と同時に20歳で正式に団員に。海外にも留学し、帰国後も同バレエ団で主役級のバレリーナとして活躍を続けた。
○…夫との出会いも関東学院の縁。バレエに明け暮れ、自宅には帰って寝るだけだった30歳を前に、同短大で演劇を指導していた夫と知り合い、意気投合。バレエしか知らなかったのが一緒に美術館や芝居を見に行ったり、芸術論議を交わしたり。恩師に結婚を告げると「『だから最近表情が変わったのね』とにこっとされた」と微笑む。
○…妊娠5カ月頃まで踊り、娘を出産後も体形を1カ月で戻し、2カ月後にはレッスンへ。4カ月後には舞台に復帰した。娘が3、4歳の時には「ママお出かけしないで」と言われたが、それでも子育てもバレエも両立したい気持ちが強く、「踊ることが日常」と走り続けてきた半世紀。休むことなくバレエと共に歩んできた人生を「結婚、出産も人生の一部。夫や娘、家族、たくさんの人が支えてくれて皆に感謝している。体が動く限り踊り続けたい」。
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