全国大会3位入賞のハンドボールチーム「HC YOKOHAMA」代表理事の 重冨 良次さん 金沢区並木在住 43歳
生涯続けられる環境を
○…金沢区を練習拠点に活動するハンドボールチーム「HC YOKOHAMA」の代表理事。小学生男子チームの監督として8月の全国小学生ハンドボール大会で初出場ながら3位に導いた。「自分は応援団長みたいな存在。才能あふれる選手たちとコーチのおかげ」と控えめに話す。
○…並木中央小、富岡東中、金沢高校の出身。中学の仮入部でたまたま体験したハンドボールが楽しくすぐに夢中に。高校には当初ハンドボール部がなく、中学の先輩たちと部活をつくったが、顧問が不在のまま卒業した。大学でもハンドボール部に入部するものの、人間関係などが原因で数カ月で退部。それでも「ディフェンスやキーパーとのコンマ何秒の駆け引きを制した時が気持ちいい」という競技が好きな気持ちは変わらず、2006年に一般男子チームを創設、現在約180人が所属する。
○…大学卒業後、一度は就職したが、プロを目指して26歳でドイツへ。所属したハンブルクのチームでは、唯一の外国人。子どもたちのコーチをしながら、これからという2年目に左膝の靭帯を損傷し選手生命を終えた。選手としては不遇の時期を過ごしたが、シーズン中は隔週でホームゲームがあり、昼に子どもたちの試合から始まり夜はトップチームの試合と、一日を通して家族で楽しむスポーツ文化を目の当たりにした。
○…小学生チームは14年に発足、約70人が所属する。点が決まったら全身で喜びを表現するなど、選手と一体となった試合運びを心がける。今後は3年前に創設した中学生チームを強化し、高校生チームを発足させ、誰もが生涯ハンドボールとかかわることができる環境を作ることが目標。「みんなにハンドボールを楽しんでもらいたい」
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