「サンドアートフェスティバル2024」で大型砂像を手掛けた 佐藤 圭吾さん 金沢区釜利谷西在住 43歳
ものづくり極める
○…広い砂浜の中央で、4日間にわたって巨大な砂山に黙々と向き合い、「竜の城」をテーマにした大型砂像を制作。海の公園で開催された「サンドアートフェスティバル」の親子教室で講師も務めた。「生き物と建築物の質感の違いを砂で表現したい」と目を輝かせる。
○…幼い頃はとにかくものづくりが好きな子どもだった。「絵が得意な父に、ものづくりでは褒めてもらえた」とはにかむ。小学生の頃はおこづかいを全て「ねりけし」に費やし、巨大な人形を作ってはそこに物語をのせて楽しんでいた。「自分が得意とするものづくりで人を助けることができること」に魅力を感じ、失った人体の一部をシリコンで製作する「エピテーゼ」の道へ。クリニックで2年間の修業を経験した後、エピテーゼの仕事を続けつつ、フィギュア原型師としても活躍。2012年頃からは砂像世界大会での優勝経験がある保坂俊彦氏の下で、サンドアートの制作補佐を始める。現在は、砂像や粘土造形作品の制作依頼を受けては、全国各地を飛び回っている。
○…出身は旭区二俣川。勤務先のクリニックから近く、住みやすいという理由で約20年前に金沢区へ移住した。現在は結婚し、中学3年生と小学3年生の息子を持つ。週末は家族で金沢動物園や海の公園へ出かけることも。「金沢区はレジャー施設が多く、自然豊かで静かでありながら活気がある。子育てに最適な街だと思う」
○…砂像の魅力は「天候に左右されやすいが、砂と水があれば自由に作れるところ」。サンドアートフェスティバルでは「海の公園らしさを大切にした作品作り」を心掛けた。「子どもたちが『自分もこんな砂像を作りたい』と思えるような作品にできたら」
|
|
|
|
|
|