4月から磯子区民文化センター杉田劇場の館長を務める 秋山 泰一さん 磯子区杉田在勤 55歳
文化芸術の裾野広げる
○…文化活動の拠点として、複数の団体・企業が共同運営する磯子区民文化センター杉田劇場。今年2月に運営団体の一つ「NPO法人チーム杉劇」の一員となり、4月から館長に就任した。「お客様やアーティストから選ばれ、従業員も輝けるような施設に。皆さんに気持ちよく来てもらえる劇場であり続けたい」。今年で20周年を迎えた劇場を、さらに前へ進めていく。
○…小さい頃からピアノを習うなど、音楽に触れて育った。社会人になってから参加した地域の講座で、オペラの魅力に惹かれて声楽の道へ。働きながら社会人声楽家として活動し、2020年に声楽家団体「アンフィニ」を立ち上げた。「オペラは敷居が高く感じる人が多いけど、子どもから大人まで誰もが楽しめる。堅苦しいイメージを変えてファンを増やしたい」。そんな思いを胸に横浜市内各地で現役歌手が教える講座「オペラを歌おう」やコンサートなどを展開。公演の企画・運営だけでなく、時には自らも舞台に上がって歌声を披露している。
○…出身は神奈川区だが、母の実家が磯子区中原にあった縁で杉田は馴染みの地。いとこは杉田小へ通い、洋光台で暮らす親戚もいたため、区内で遊んだ思い出も多いという。「まさか杉田で働くことになるとは。地域の皆さんと一緒に楽しいまちを作っていきたい」
○…もともとは一般企業で人事・総務の仕事に就いていたが、前館長の誘いを受けて転身した。決め手は「地域で音楽や文化芸術を広げていく」という杉田劇場の思いが、声楽の活動で目指す方向と同じだったこと。「既成概念にとらわれず、皆さんが本当に見たいものを提供したい」。思いを形にしていくため、前職や声楽の活動を生かしていく。
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