金沢区・磯子区 人物風土記
公開日：2025.06.26
洋光台地区連合自治町内会の会長を務める
森野 勇さん
磯子区洋光台在住 68歳
思いやり、できることを
○…洋光台地区連合自治町内会で７年にわたって事務局長や副会長を務め、２０２４年４月から会長を引き継いだ。「先導するリーダーでなく、皆に背中を押されて前にいる」。地区内15人の自治会町内会長をはじめ、学校や関係団体など多くの人々と協力しながら、洋光台のまちの未来を考えている。
○…出身は静岡県三島市。鶴見区にある企業に就職し、横浜で暮らし始めた。結婚後に神奈川区を経て、洋光台に転居してきたのは約40年前。集合住宅で順番に回ってくる評議員や理事などを経験した後、先代の自治会長からの依頼で洋光台五街区自治会で副会長に。「自分にできないことは誰かの世話になっているのだから、お互いさま、お陰さまの精神。自分にできることは一生懸命やりたい」。副会長を７年務めた後、９年前から会長を務めている。
○…技術職として企業で勤めた後、脱サラして電気工事などの事業を始めた。現在も自営業を続けながら、自治会活動にも取り組む。会社員時代は自身が立ち上げた軟式野球チームや後輩のチームなどで野球を楽しむ日々を送り、腰を痛めてから楽しんだのは魚釣り。「磯子の海で冬はマコカレイ、その他の時期はアジやクロダイ釣り。年々釣れる数が減っていき、いつの間にか行かなくなったよ」
○…多くの行事を展開するには苦労もあるが、原動力は地域の未来を担う子どもたちを思う気持ちだ。恒例となっているハロウィーンイベントで子どもたちの笑顔を見て「理屈は関係なく、大人がやらないといけないと感じた」と思いを明かす。洋光台のまちができて55年が経ち、次に見据えるのは１００年。「次の世代に引き継いでいく役割。少しずつ若い人たちに任せていきたい」
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