金沢区民文化センター（仮称）
長く親しまれる愛称を
７月末まで募集中

外観イメージ図＝区役所提供

　金沢区は、２０２７年度の開館を目指す「金沢区民文化センター（仮称）」の愛称を募集している。区の担当者は「地域の皆様が愛着を持ち、長く親しまれる愛称をお待ちしています」と話す。

　区民文化センターは、地域に根差した個性ある文化の創造に寄与する目的で、横浜市内13カ所に設置されている。金沢区でも、長年にわたり設置を求める声があり、２０２０年に横浜金沢文化協会などが区へ要望書を提出。22年度にセンターの基本構想を策定した。

　23年４月から設計者の公募型プロポーザルを実施。同年８月に、全国65者から、周辺の景観と調和した外装の質感や格子状のファサード等、金沢区らしさの工夫などが評価された（株）八板建築設計事務所＝中区＝に設計者が決まった。

　整備予定地は、金沢八景駅から徒歩２、３分の商業地域にある約８００平方メートルの市有地。地上４階の延床面積約２０００平方メートルの鉄筋コンクリート造・一部鉄骨造で、１階に受付・相談カウンター、情報コーナー、打ち合わせコーナー、創作スペース、音楽スタジオを設け、２階にはギャラリー、多目的に使える創作室を設置。３階には最大１５０席程度の音楽多目的室（ホール）と音楽スタジオを設ける構成（部屋名は仮称）。

開館は27年度中

　26年１月頃に着工、27年度中の開館を目指す。区では、センターのコンセプト「金沢区らしい、まちに開かれた、文化・芸術の創造・発信」にふさわしく、「誰もが覚えやすく、呼びやすく、末永く愛される」愛称を７月31日（木）まで募集している。

　応募資格は金沢区内在住・在勤・在学の人や区内で活動する団体に所属する人。応募は、愛称などの必要事項を記入し、電子申請システム、はがき、ファクスで申し込む。応募は一人１作品まで。応募作品は１次選考で絞り込み、25年の冬頃に区民投票により最終決定する。採用された人には表彰状と記念品が贈呈される。問い合わせは金沢区地域振興課愛称募集担当【電話】０４５・７８８・７８０４。