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金沢区・磯子区 人物風土記

公開日:2025.07.17

金沢区三師会の会長に就任した
河本 和行さん
金沢区能見台在住 69歳

誰もが頼れる存在に

 ○…医師会、歯科医師会、薬剤師会が合同で活動を行う金沢区三師会の会長に6月に就任。三師会は全国でも珍しい中、地域医療の発展と医療現場での相互協力を推進するために発足し、今年で53年目を迎える。老朽化に伴い建て替え工事中の金沢区三師会館が10月に開館予定で、「昔、10年かけて三師会の皆で旧会館を建てたことで結束が強くなったと聞いている。今回の建て替えを契機に、培ってきたものをさらに高めていきたい」

 ○…宮城県仙台市出身。医師の父の背中を見て育ち、自然と医師を目指した。筑波大学医学群卒業後は都内の総合病院で精神科医として勤務。「在宅医療をやりたい」と、当時老年医療の先駆けとして知られる医師が金沢区で開業していたため、1994年に同区で「河本クリニック」を開業。普段の診療では「父もそうでしたが、患者さんから教えてもらうことが医師の務めだと思っている」と穏やかに話す。

 ○…大学の時に部員が足りないハンドボール部やテニス部に声をかけられ、大会に出場したこともある運動好き。在宅医療は24時間対応を迫られることがあるため、ゴルフには行けず、スポーツクラブに40年以上通う。「エアロビクスが好きでフライトという競技で全国大会に出場したこともあります」と微笑む。

 ○…三位一体ならぬ「三師一体」がスローガン。自立の先にある相互依存、顔の見える関係を目指し、「三師でお互いにつながって輪になっていくと共に、地域の人とつながることも大切だと思っている」。現在会員数は232人。「困った時は誰かを頼る、頼り上手になってほしい。もっと早く声をかけてもらえればということもあるので病院・歯医者・薬局など、遠慮なく気軽に声をかけてほしい」

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