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公開日:2025.07.31

高校野球神奈川大会
横浜 3年ぶり夏の優勝
「全員野球」で甲子園へ

  • 優勝を決め喜ぶ横浜のメンバーたち

  • ランナーへ指示を送る阿部駿大さん

  • 洋光台球友イーグルス出身の阿部駿大さん

 「第107回全国高校野球選手権神奈川大会」の決勝戦が7月27日、横浜スタジアムで行われ、横浜高校=金沢区能見台通=が東海大学付属相模高校に11対3で勝利。3年ぶりに夏の県大会を制して、甲子園出場を決めた。先制を許した横浜だが、「全員野球」で逆転勝利をつかんだ。

 三回裏に3点本塁打で先制された横浜だったが、四回表に奥村頼人さん(3年)の本塁打や適時打を続けて4点を奪って逆転。その後も五回表に3点、八回表に4点を加え、相手に追加点を与えずに勝ち切った。

 2023年は慶應義塾に、24年は東海大相模にそれぞれ逆転負けし、過去2年の夏の県大会は決勝で涙を飲んだ。3年目で初めて夏の県制覇を果たした阿部葉太主将(3年)は「今までやってきて一番うれしい瞬間だった。本当に苦しい中でも、皆がつないで誰かが決める全員野球が体現できた」と振り返った。

 村田浩明監督は「どこのチームからも『横浜高校を倒そう』という声がたくさん耳に入った。その上をいく、本当につらい厳しい練習を乗り越えた成果。神奈川の全チームを代表して、全員野球で甲子園に挑んでいきたい」と話した。

梅林小卒・阿部さんも貢献

 背番号14を背負い、三塁コーチを務めた阿部駿大さん(3年)は、磯子区の梅林小学校出身。小学4年から6年まで少年野球チーム「洋光台球友イーグルス」に所属し、駿台学園中=東京都=を経て横浜へ戻ってきた。

 「決勝は応援も大きく、声がなかなか通らない。ジェスチャーを大きく、ランナーの目線に入るように練習した」と話し、この日も大きなジェスチャーと声で、ランナーへ指示を送った。「全員野球は一人でも欠けたらできない。コーチャーや守備固めなど、チームに貢献できるように準備したい」。チームの勝利のために、甲子園でも役割を全うする。

 3月の選抜大会で全国制覇を成し遂げた横浜は春夏連覇を目指す。甲子園大会は8月5日開幕。

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