金沢区・磯子区 意見広告
公開日:2025.10.16
令和6年度横浜市決算審査に臨む
10月7日に開かれた「脱炭素・GREEN×EXPO推進局」関係の6年度決算について自民党を代表し質疑を行いましたのでご報告します。
《市民の行動変容に向けた普及啓発》
―私は「わが国の海洋研究を推進する市議会議員連盟」の副会長として、ブルーカーボンの取組や海洋環境の保全に向けた調査研究を進めているが、横浜市のブルーカーボンの普及啓発の取組状況は。
答弁:例年、ブルーカーボンに関するイベントを実施している。6年度は、市内の小学校、大学、事業者と連携して5年生を対象にブルーカーボンに関する授業を行ったほか、わかめの植え付け・収穫、給食での提供などを通じ普及啓発を行った。
―脱炭素の取組を子供たちにわかりやすく伝えることが重要。磯子区のこども宇宙科学館では日本で初となる横浜の温室効果ガスの濃度を視覚的に見える装置が展示されている。私が伺った時も家族連れで装置に触れている様子が見られた。このように脱炭素や環境について学べる機会を増やすべきと考える。
答弁:環境と共生する社会の実現に向けて子供たちが楽しく学べる場は非常に重要である。図書館や区役所と連携して夏休み等に親子で体験しながら環境を学べるイベントを実施している。身近な商業施設や民間企業とも連携を進め、より多くの学びの機会を増やしていく。
《地球1個分で暮らそう STYLE100》
―横浜市は6年度に市民や企業の方々の行動変容を促す取組として「地球1個分で暮らそう STYLE100」というプロジェクトを立ち上げたが、その取組実績は。
答弁:地球1個分の資源を限られたものとして捉え、際限なく使うのではなく工夫しながら幸せに暮らしていける未来を目指そうとの思いからプロジェクトを立ち上げた。企業や団体等の取組を収集し、個人が日常生活で取り組んでいる様子をWEBサイトやインスタグラムで発信している。今後は脱炭素に向けた新たなSTYLEの創出に向け、認知や浸透拡大に努めていく。
―昨年、私も役員を務めている地元の自治会館に市の補助金を活用し、太陽光パネルと蓄電池を設置した。以来、発電状況を誰もが見ることのできるアプリを導入し、その効果を共有している。先日は小学生向けに自治会の取組を紹介する環境学習を会館で実施した。こうした自治会町内会の取組もひとつのSTYLEとして発信してみてはどうか。
答弁:まずは取組そのものをより多くの市民に知っていただき、関わり、行動につなげていく方を増やしていくことが重要。引き続きSNSを通じた幅広い層への発信に努め、新たな市民・企業の参画を進めていく。
《GREEN×EXPO 2027》
―GREEN×EXPOが市内で開かれることは横浜の子供たちにとって大変意義深いものと考える。是非心に残るような体験をしてほしい。
答弁:将来を担う子供たちが、地球規模の課題を自分たちの未来に関わることとして捉える絶好の機会である。環境への関心を育み、探求心を高められる事前の学習を用意するとともに、企業の先端技術や生物多様性による農や食の体験を通じて、環境と共生する未来の社会への意識が高まるプログラムを作りたい。
横浜市会議員 関勝則
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