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金沢区・磯子区 社会

公開日:2025.12.06

能見台地区で初の竹灯篭イベント
住民手作り 幻想的な一夜に

  • 幻想的な灯りに包まれた会場

  • 様々な模様の竹灯篭

  • 富岡中の生徒の展示コーナー

  • 連合町内会が制作した竹灯篭には「やっちゃえ」の文字も

 能見台地区で初めてのイベント「やっちゃえ!竹灯篭in能見台」が11月29日、能見台中央公園で行われた。夕暮れとともに竹灯篭が点灯すると、一帯は優しい光に包まれた。

 当日は、能見台地区の連合町内会(15町会)や西富岡小学校放課後キッズ、富岡中学校、きらら子どもの家学童など10カ所で制作された約180本の竹灯篭を展示。このイベントは、同連合町内会の山城美佐会長と前川格さん、野村洋和さんが中心になり企画。8月から全戸にチラシを配布し掲示板でも竹灯篭作りを呼び掛けてきた。「地域が一体となれるイベントをやりたかった」と山城会長。「竹灯篭なら作るところから皆が参加できる。よし、やっちゃえとやることにした」と笑う。

夏頃から準備開始

 「このイベントは、私たちだけでは成り立たなかった」と山城会長。今年夏頃から、まちづくりプロジェクトのみんなの富岡・能見台 丘と緑のまちづくり「おかまち」のよりみちDIYのスタッフが竹をもらいにいくことから始め、竹を切って磨くなどの準備を進めてきた。「地域の協力のすごさを感じた」と山城会長は話す。

 初めてのイベントに、「竹灯篭の数が集まるか、人が見に来てくれるのか、イベントとして成り立つのか不安だった」と前川さんと野村さんは口々に話す。暗くなるにつれ、多くの人でにぎわう風景に「やってみることが大切だと思ってやってよかった。人が集まってくれてうれしい」と話した。

 イベントの一環として能見台駅前の花壇には保育園児らが制作した「竹灯篭クリスマスツリー」が来年1月13日(火)まで飾られている。

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