金沢区・磯子区 社会
公開日:2025.12.11
横浜環境活動賞
金沢・磯子から実践賞
地域で環境活動を積極的に行っている市民、団体などを表彰する「横浜環境活動賞」。32回目を迎えた今年度は、市民の部・企業の部・児童・生徒・学生の部を合わせて18者が表彰された。金沢区と磯子区で活動する受賞者の一部を紹介する。
カマリヤン倶楽部
市民の部で実践賞を受賞した団体の一つがカマリヤン倶楽部。金沢区内を流れる2級河川・宮川の清掃を24年にわたって続けている。また、夏から秋にはカヌーやイカダを使った川遊び、竹竿づくりと魚釣りなどを行う「宮川に親しむ会」、秋から冬には釜利谷地区センターで講座「宮川めだかの学校」を企画。世代を問わず、多くの人が川に親しむ機会を作っている。
堀端秀和代表は「『できる人ができることをできる時に』を大切に、ゆっくりと楽しく、100年続く団体を目指していきたいと思います」と話す。
富岡並木ふなだまりgionbune公園愛護会
金沢区の富岡並木ふだなまり公園が拠点の富岡並木ふなだまりgionbune公園愛護会も、市民の部で実践賞を受賞。雨の日と水曜以外の早朝に同園の清掃や草刈り、剪定、花壇の管理などの園内整備に取り組んでいる。また、月に1回水質調査を実施。「市民科学者」という目線でふなだまりの環境の調査・観察・記録を続けるほか、小学校での出前教室なども実施して環境教育を進めている。
高島哲会長は「『一人一人がそれぞれの個性を発揮し、みんなで大きな課題に立ち向かいたい』をモットーに、ふなだまりを舞台とした活動を加速させたい」と話す。
宮本土木
磯子区の宮本土木(株)は、企業の部で実践賞に選ばれた。使用電力を再生可能エネルギー100%に切り替えたり、J-クレジット制度の活用による計画的な二酸化炭素排出量削減などに取り組む同社。さらに、地域で行われる環境イベントや清掃活動に社員らが参加し、社内外で環境活動を積極的に推進している。
「建設業と聞くと一般的に環境に害を与えている印象を持つ方もいると思う。だからこそ環境に寄与する活動を始めた」と宮本賢浩代表。今回の受賞を機に、脱炭素社会の実現へ向けてさらに環境活動を実践していくという。
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