津波浸水予測区域内にある西区の住民が中心となって、津波からの具体的な避難方向等を示した「津波避難マップ」がこのほど完成した。住民が主体で津波避難地図を作るのは市内初。
これは、西区との協働で昨年秋から進められてきたもの。津波浸水予測区域内にある24の自治会・町内会に西区が声掛けを行い、桜木町、高島、平沼平睦、北幸、浅間町3丁目、浅間町四丁目東睦、浅間町5丁目、軽井沢の8自治会・町内会が参加。4回のワークショップを通じて神奈川県が発表した予測図を地区ごとに調査し、実際に街を歩いて避難に適した道や障害物などを確認してまわった。
マップはA3版カラーで、エリアごとの避難方向や5m以上の高台、各地点の海抜などが表示されている。また、地図を配布するだけでなく「今後も活用できるものに」という参加者の声を反映し、「津波避難活用シール」を一緒に配布。自宅のマークや独自に調べた注意箇所に印をつけてオリジナルのマップを作れるようにした。参加した第五地区自治会連合会の齋藤攻会長は「地図を行政から貰うだけだと、いざという時に使えないかもしれない。ちゃんと自分たちで街を確認して、活用できるようにすることが大切」と話す。
地図は8自治会・町内会の全世帯に順次配布される。西区では今後も対象地域に声を掛け、マップの広がりをめざしていく。問合せは西区役所総務課【電話】045・320・8303へ。
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