6月は環境月間。西区役所の区民ホールで、野毛山動物園による絶滅危惧種を紹介するパネル展「動物たちのSOS展」や、動物の卵や骨の展示が30日(月)まで行われている。
この企画展では、25日(水)・26日(木)に、横浜固有の黒メダカで絶滅危惧種に指定されている「横浜メダカ」が水槽で展示される。
今回横浜メダカを提供したのは、横浜メダカを守ろうと活動する市民団体「横浜メダカの会」の会長を務める戸部小学校校長の有馬武裕さん=写真。
有馬さんは「横浜メダカは柏尾川や帷子川など横浜に昔から住んでいた固有種。環境の悪化などで今はほとんど見られなくなってしまったが、横浜生まれ、横浜育ちのメダカがいることを次の世代の子どもたちにも知ってもらいたい」と呼びかける。1996年に発足した同会は、横浜メダカの市民への啓発活動やメダカの住める豊かな水辺のある環境づくりのほか、水系別に確認されている「矢部メダカ」「名瀬メダカ」「大池メダカ」の3種を横浜メダカとして総称し、会員約50人の自宅や協力する学校、市内企業の水槽やビオトープなどで飼育や繁殖を行っている。昨年12月からは野毛山動物園でも飼育・展示されている。
戸部小学校でも授業の一環として児童が横浜メダカを飼育。絶滅危惧種ということを理解して細心の注意を払うなど「生き物を大切するという気持ちを育んでくれている」という。
展示は午前8時45分から午後5時。(問)西区役所【電話】045・320・8327
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