裁縫技術の向上を願うとともに、一年間使った針に感謝する「針供養」が2月9日、横浜駅西口の横浜fカレッジで行われ、服飾系の学生326人が出席した。
浅間神社の吉田周司宮司による神事の後に、同校の教員らをはじめ、各クラス代表の14人が玉ぐしを奉納した。
この行事は、同校を運営する学校法人岩崎学園(岩崎幸雄理事長)が1927年の創立以来行っている伝統行事で、一年間使った針を豆腐に刺して供養するもの。
今年は、未年にちなみ、地元の業者に特注した羊をかたどった豆腐が用意された。50丁分を使ったという。
吉田宮司は「古い道具に感謝の気持ちを持って、ありがとうございますという念をこめて、お豆腐に針をさしてください」と生徒に呼びかけた。
生徒たちは、「(豆腐が)かわいい」などと口にしながら、思い思いに羊型の豆腐に針を納めていた。
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