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中区・西区・南区 人物風土記

公開日:2016.06.09

全日本パワーリフティング大会で3連覇を果たした
大谷 憲弘さん
中区在住 36歳

世界一へ飽くなき向上心

 ○…5月27日から29日にかけて神戸市中央体育館で行われた第45回男子全日本パワーリフティング選手権大会74kg級で優勝し、同大会3連覇を達成。また自身が運営するトレーニングジムのメンバーもクラブ対抗戦に出場し、優勝した。パワーリフティングはスクワット、ベンチプレス、デッドリフトの3種目の合計重量を競う競技だ。

 ○…大学までは空手に打ち込んだ。体を鍛えるためにウエイトトレーニングを行うようになり、気が付けば誰よりも重いバーベルを上げるように。その後25歳でパワーリフティングに専念する。「この競技の魅力は、数字で明確に結果が分かり、やればやるほど伸びること」と真剣な眼差しで語る。また実業家としての一面も持ち合わせ、現在はトレーニングジムだけでなく、プロテインやエナジードリンクなどを開発・販売するサプリメント事業の運営も行う。

 ○…逗子市の出身で、中学生の頃はサーフィンにも慣れ親しんだ。山手学院中高等部を卒業後、東海大学体育学部に進学。大学生の頃からビジネスを展開し、起業家としても頭角を表す。現在はアスリートとして、経営者として多忙な日々を送り、休みは年に1日ほど。それでも競技と会社、どちらも自分の興味関心を追求する感覚で取り組んでいるという。趣味は筋力トレーニングと読書。本は脳の仕組みや嗅覚に関するものなど体づくりに関連するものから、自身の専門外のものまで幅広く読む。読書で得た知識を競技やサプリメント開発に活かすこともあるという。

 ○…アスリートとしての今後の目標は、パワーリフティングで世界一になることと、ジムのメンバーを育成すること。ジムに入会してくるメンバーはほとんどが競技未経験者だというが、「自分と同じレベルまで底上げしたい」と力強く話す。飽くなき向上心で今後も更なる高みを目指していく。

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