中区医師会の新会長となった 秋山 修一さん 中区山手町在住 58歳
地域に根差した医療を
○…今年度創立70周年を迎えた中区医師会の会長として約290人の会員をまとめる。前会長のもと12年間副会長を務め、横浜市眼科医会の常任理事なども歴任。「市民の健康を守ること」を使命に掲げてきた。「今後は若い医師や子育て中の女性医師にも参加してもらえるような医師会を目指したい」と意欲をみせる。観光地やオフィス街を有し、外国人登録者数が人口の1割を超える中区では既に多言語の医療マニュアルを各医院に配布しているが「ラグビーW杯や五輪へ向けた対策も必要」と考える。
○…中区生まれ。北方小卒業後、聖光学院中・高に進学。小学生時代はリトルリーグ、中学から大学までバスケット部に所属するスポーツマンだった。自身が生まれた年に父が関内に開業した「秋山眼科医院」の跡取り息子として、自然と眼科医を目指した。順天堂大学医学部に進学し、卒業後に5年ほど室蘭や甲府の病院に勤務、1989年に実家の病院を継いだ。
○…毎日多くの患者を診察する中、心がけているのは「”安心”をお土産にもって帰ってもらえるような診察をすること」。短い時間の中でも多くの情報を提供したいという想いから、患者にたえず話かける診察スタイルに。「週に1回家で食事ができたらラッキー。驚くほど会長職が忙しくて」と趣味のゴルフもご無沙汰だが、関内地区の活性化を目指す「関内まちづくり振興会」の会長としての顔も忘れない。「関内には横浜らしい魅力的な場所が沢山ある。イベント開催にとどまらず、まちの魅力をもっと外に発信していきたい」と地元愛をのぞかせる。
○…国をあげて取り組む「在宅医療」は中区でも緊急課題の一つ。各区の医師会に設置されている「在宅医療相談室」の周知のため、11月11日に中区役所で在宅医療をテーマにした市民講演会を実施。「在宅医療のことについて気軽に相談できる窓口があることを市民に知ってもらえたら」
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