中区本牧を拠点にサッカーJ3を戦うYSCC。過去3シーズンはすべて年間最下位と不名誉な記録を持っていたが、今年のYSは一味違う。10月14日の第27節こそAC長野パルセイロに1対3で敗れたものの、全34節中ここまで7勝12敗6分け。勝ち点27で17チーム中13位につける。
特に第20節からの約1カ月半は、3連勝を含め7試合負けなし。Jリーグ参入4年目、連勝すらしたことのなかったチームが勢いに乗っている。定位置となっていた年間最下位からの脱出が現実味を帯びてきた。
敗戦にも「ここからが大事」
無敗記録は長野戦でストップしたが、YSCCの樋口靖洋監督は「いま積み上げてきているものが、今日の結果でなくなるわけじゃない。むしろここから、何がいけなかったのかを検証するのが大事」と気持ちを引き締める。
チームをけん引するのは、主将も務めるFW・辻正男選手。頼れるエースは、今季全9得点中、リーグ後半戦で挙げたものが8点。直近4試合だけでも5得点と絶好調だ。1対3と完敗した長野戦でも、意地の1点を決めた。樋口監督も「相手選手と入れ替わるプレーができるスピードやパワーを持っている。彼のポテンシャルを活かすプレーがチーム全体で出来始めているのが、相乗効果として良いのだと思う」と指摘する。
次回YSCCのホームゲームは10月28日(土)。ニッパツ三ツ沢球技場で午後1時から、鹿児島ユナイテッドFCと対戦する。
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