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中区・西区・南区 人物風土記

公開日:2018.07.19

デビュー20周年を迎えた「クレイジーケンバンド」のリーダー
横山 剣さん
中区本牧在住 58歳

一番落ち着く自由な街



 言わずと知れた、本牧生まれの音楽グループ「クレイジーケンバンド」。1997年、地元のイタリアンガーデンで誕生し、同じ本牧のUSSシーメンスクラブで結成式が開かれた。翌年に初のCDを出して今年で20周年。2005年には本牧市民公園、09年にはシンボルタワーでもライブを行った。「結成時に僕は37歳。20年と言っても2、3年くらいにパーッと過ぎていった感じ」と率直な心境を語る。



 8月1日には記念アルバム『GOING TO A GO-GO』を発売。9月には横浜アリーナでライブを行うほか、全国ツアーも控える。「アルバムを出さなかった一昨年と昨年がハーフタイムで、これから人生の後半戦。終わりに向かって走っていく、アグレッシブな気持ち」とアルバム表紙は黄昏をイメージした。



 生後2カ月で本郷町へ。3歳まで本牧で過ごし、以降は市内や東京で転々と暮らすことはあっても、いつも帰る街は本牧だった。そんな本牧を一言で表すと「自由」。「一番落ち着くんですよね。住んでいて心地よいところ。実は誰でも受け入れる、干渉しない雰囲気がありますね」。8月の「お馬流し」に合わせて行われる盆踊り大会への飛び入り参加も恒例行事。歌うのは接収時代の「日米親善盆踊り」を題材にした『デトロイト音頭』。「今年は仕事が何時に終わるか分からず、間に合えばいいですが…普段のままで歌うのは少し恥ずかしいんですがね。ご迷惑になっていないか心配です」と笑顔を見せた。



 日課は近所の公園での愛犬との散歩。間門の森や山頂公園に子どもとカブトムシを取りに行くことも。いま気になるのは本牧市民プールの行方。「ギラギラして最高に好き。あそこから曲もいっぱい生まれた。早く再開してほしいですね」

 

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