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俳優で2005年まで行われていた「野毛大道芝居」で座長を務めた 高橋 長英さん 南区在住 76歳

掲載号:2019年4月25日号

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真剣勝負で舞台に生きる

 ○…俳優として50年以上のキャリアを持つ。「野毛大道芸フェスティバル」の関連イベントとして1994年から2005年まで開かれた「野毛大道芝居」で座長を務め、市長から商店主など、素人ばかりの出演者をまとめながら、ドタバタ劇を展開。「訳の分からないものを許容する土壌もなくっちゃ」と野毛だからこその芝居だった。物語は荒唐無稽でも「投げ銭をもらったり、電車賃を払って観に来る人がいるのだから」と演者には厳しさと真剣さを求めた。

 ○…南区生まれ。小学生の頃は、クモを戦わせる「ホンチ」に熱中。「墓地に行って墓石を倒してでもクモを捕まえていた」と笑う。映画「エデンの東」のジェームス・ディーンに憧れ、俳優を志す。20歳で俳優座養成所に入ったが、野心を持って全国から集まる仲間と接し「自分が”井の中の蛙”だと知った」と振り返る。夏八木勲さん、前田吟さん、小野武彦さん、地井武男さんら、後に「花の15期生」と呼ばれる同期の中で「オーソドックスでは敵わない。アウトサイダーでいこう」と自分のスタイルを確立していった。

 ○…テレビドラマの出演を重ねていた30歳の時、文学座の演出家・木村光一さんに見出され、舞台にも本格進出。「エネルギーを使うけど、終わるとやって良かったと感じる」。客前での真剣勝負で味わう緊張感は、ほかにないという。「今でもセリフを全く覚えていないまま舞台初日の幕が開く夢を見る」と苦笑い。

 ○…5月公開の映画「兄消える」では、主演の一人として40年ぶりに再会したきょうだいの弟役を演じた。体力維持に1日1万3千歩を歩くことを欠かさない。「舞台に対する思いは強い」と生涯現役を目指し、取材を終えると、軽やかな足取りで伊勢佐木モールから野毛山へ歩んでいった。

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