新港ふ頭(みなとみらい21地区)に整備が進む客船ターミナルを核とした複合施設「横浜ハンマーヘッド」。その内、今年10月開業を予定する商業施設の出店テナントが決定した。名称は「ハンマーヘッドSHOP&RESTAURANT」とし、テナントは飲食店を中心に9つの全国初新業態を含む25店舗が出店。またコミュニティFM局のスタジオも整備される予定だ。
新港ふ頭に整備が進む「横浜ハンマーヘッド」は、客船ターミナルと商業施設、ホテルが一体となった複合施設。税関や出入国管理、検疫を行うCIQ施設を含む「新港ふ頭客船ターミナル」と、(株)横浜グランドインターコンチネンタルホテルが経営・運営する「インターコンチネンタル横浜Pier8」は今年11月開業、ふ頭の突端部分に横浜市が整備する「ハンマーヘッドパーク」は2020年3月下旬の供用開始を予定する。
今回、決定したのは商業施設に出店するテナント25店=表参照。レストランやカフェ、スイーツショップにラーメン店、コンビニエンスストア、コスメ・ビューティー雑貨、また今夏本牧に開局予定のコミュニティラジオ局「マリンFM」のスタジオも出店する。
全国初新業態が9店舗あり、また神奈川初や横浜初出店の店舗もある。
1、2階に商業施設
施設の敷地面積は約1万7400平方メートル。建物は地上5階建で延床面積は約3万300平方メートル。CIQ施設は1階に、ホテルは1階から5階までに入る。商業施設は1階から2階部分の約5千平方メートル。1階は11店舗(約1500平方メートル)、2階は14店舗(約3500平方メートル)が入る。各店舗の配置などの詳細は今夏に発表される予定だ。
横浜ハンマーヘッドを運営する新港ふ頭客船ターミナル(株)は、藤木企業(株)・(株)小此木・川本工業(株)・(株)横浜岡田屋で構成される(株)YNPをはじめとした計4社からなる。
代表企業を務める(株)横浜岡田屋の担当者は「この施設を介して横浜全体に人が行きわたるようなネットワークを築いていきたい」と話している。
複合施設の名称は、1914年に国内初の港湾荷役専用クレーンとして整備された「ハンマーヘッドクレーン」に由来する。2001年に現役を退いたが、現在も新港ふ頭突端にその姿を残す。
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