中区・西区・南区 社会
公開日:2020.04.02
「論語通じ介護人財の育成を」
福祉団体の理事長が著書
(公社)かながわ福祉サービス振興会=中区山下町=の理事長を務める瀬戸恒彦氏がこのほど、『介護の現場で人間力を磨く・「論語」を通じ、人間理解を深める』と題した著書を発行した。著書は中央法規出版(株)から発行。A5判全157頁で1800円+税、全国の書店で販売中だ。
瀬戸氏は介護や福祉の現場の職員により起きた殺傷事件をきっかけに筆を執った。著書では、2部構成になっており、1部では介護の現場で起こる事例からチームケアやリスクマジメントの重要性などを説くなかで、その教えに通じる論語を紹介。一方、2部は論語の教えから介護現場での行動を考える内容構成になっている。「一人ひとりの職員が正しい価値観と人間力を養うことが大切だと思い、論語をベースにしました」と話す。
神奈川県職員として介護保険制度の立ち上げにに従事した瀬戸氏は、2014年から同会理事長に就任したほか現在、複数の介護福祉団体の要職に就き活動している。瀬戸氏は「人生の羅針盤となる言葉がちりばめられています。介護職員だけでなく多くの皆様に読んでいただければ」と呼びかける。
問い合わせは、中央法規出版【電話】03・3834・5817へ。
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