神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
中区・西区版 公開:2020年11月5日 エリアトップへ

和食料理店きじま 「サステナブル」な食を提供 食材や建具など、環境配慮

経済

公開:2020年11月5日

  • LINE
  • hatena
きじまみなとみらい店の内覧会で、100年以上前の欄間を再利用したレトロ建具を紹介する杵島室長
きじまみなとみらい店の内覧会で、100年以上前の欄間を再利用したレトロ建具を紹介する杵島室長

 地球温暖化や過剰漁業などで世界の水産資源が危機的状況にあるなか、美味しい魚介類を将来も食べ続けられるように、今消費者には環境に配慮して獲られたり、養殖した水産物「サステナブル・シーフード」(持続可能な水産物)の選択が重要となっている。

 県内で和食料理店を展開する(株)きじま(杵島正光代表取締役)=戸塚区=では昨年から、日本の和食店で初となる「MSC認証(天然)・ASC認証(養殖)」を受けたサステナブル・シーフードの提供を開始している。6月に開店した「日本料理きじま みなとみらい店」=中区北仲通=で10月27日と28日に報道者向け内覧会が行われ、その取組が紹介された。

 同社では3年前から「食を通じて持続可能な共同体の創造と発展に寄与する」を経営理念に掲げ、箸や洗剤などをサステナブル化するほか、無添加調味料への切り替え、動物福祉(アニマルウェルフェア)に配慮し育てられた畜産物や有機・自然栽培の米や野菜の利用など、食のサステナブル化を推進。特に海鮮料理が店の「ウリ」であることから、近年はサステナブル・シーフードの導入に注力してきた。

 ただ、現在店舗で扱う約40魚種のほとんどが天然ものだが「天然のサステナブル・シーフードを扱う業者がまだ少ない」という課題も。そのためMSC認証比率は全体の約1割に留まるが、「豊かな海を未来に残すため、サステナブル・シーフードの認証比率を上げていきたい」と同社。

 事業戦略室長の杵島弘晃さん(29)は「当店はお食い初めや七五三など人生の節目の祝い事に使って頂くことも多い。そんな家族の思いが詰まった場にふさわしい、安心安全で美味しいサステナブルな食を提供していけたら」と話した。

 今回お披露目されたみなとみらい店は、店内のカウンターや木の床にFSC認証の木材を使用するなど内装にもサステナブルを取り入れた旗艦店に=写真。サステナブル・シーフードが紹介された小冊子も、全店で無料配布されている。

中区・西区・南区版のローカルニュース最新6

関内グルメマップ作成

横浜国大生

関内グルメマップ作成

学生視点で飲食店をPR

5月16日

開館30周年でリニューアル

三菱みなとみらい技術館

開館30周年でリニューアル

最先端の科学に触れる

5月16日

小学生への語り手講座

小学生への語り手講座

本牧原の中図書館で

5月16日

車いすを市へ寄贈

全日本不動産協会横浜支部

車いすを市へ寄贈

累計300台に

5月16日

行政書士による無料相談会

行政書士による無料相談会

5月23日、24日

5月16日

「みなっち」仕様 防災ボトル

「みなっち」仕様 防災ボトル

自治会・団体向けグッズ

5月16日

【正社員募集】横浜で地域密着45年㈱神奈川産業

公共工事中心の安定した職場です!サポートの厚い会社で設備のプロになろう。募集要項はこちら▼

https://rarea.events/event/231519

<PR>

あっとほーむデスク

  • 5月2日0:00更新

  • 4月4日0:00更新

  • 3月21日0:00更新

中区・西区・南区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

中区・西区・南区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月16日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook