創立60周年を迎える西区の市立軽井沢中学校(佐藤由利校長)で5月2日、卒業生らが集まり10年前に校舎の裏に埋めたタイムカプセルを掘り起こした。
タイムカプセルは2011年9月、50周年記念事業として埋められたもの。カプセルには同年3月の卒業生と在校生の4学年が、10年後の自分に宛てた手紙を収めていた。埋蔵時の「開封する時には、また全員で集まって手紙を読もう」という願いは新型コロナウイルス感染症の影響で叶わなかったが、卒業生らは「10年前の自分」との再会を静かに喜んだ。
この日は卒業生を代表する実行委員がスコップを握り発掘作業に携わった。60周年実行委員会の鈴木重信会長の指導のもと埋蔵場所を探し当てると、1時間ほどかけて掘り起こした。
密を避けるため、分散形式で母校を訪れた卒業生らは、自分の書いた手紙を手渡されるとたちまち笑顔に。
教育心理相談員として働く矢谷碧さんは「手紙には『スクールカウンセラーになってますか』と書いてあった。10年後、近い仕事ができていることに驚きと喜びを感じる」と話した。
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