中区・西区・南区 社会
公開日:2021.05.13
横浜市
道路損傷 LINEで通報
市民投稿で迅速対応へ
横浜市は道路の損傷情報を市民がスマートフォンなどを使い市に通報できるシステムの運用を5月14日から始める。
投稿された写真や位置情報などから市側は損傷の状況や地点を瞬時に把握することができ、迅速に修繕対応することが可能になる。
市道路局によると市民が道路の陥没やガードレールの損傷などを見つけた場合、これまでは電話などで情報を寄せてもらい、現地に職員を派遣することで状況を確認してきた。しかし、口頭での説明となるケースが多く、そのため、場所の特定や損傷状況の把握が難しく、対応に時間を要する場合もあるという。
2分で完了
新たに始まるサービスは昨春開設した市のLINE公式アカウントを活用する。メニューに「道路の損傷通報」という項目を追加。市民が道路損傷などを発見した際、「道路の損傷通報」ボタンをタップすることで起動する専用のトーク画面から案内に従い、損傷のタイプを選択した上で、写真や位置情報を入力する。2分ほどで通報が完了するといい、現地に職員を派遣することなく、損傷の状況と位置を把握することができる。
市民から道路損傷に関する情報提供は年間1万1千件ほど寄せられている。状況により差異はあるものの、職員は1件あたりの対応に5分から10分ほどの時間を要しているという。新たなシステムが導入されることで、損傷箇所の場所と状況を素早く特定し、迅速に対応することが可能になり、職員の負担軽減と効率化にもつながる。
要緊急事案は電話でも受付
LINEを通しての情報提供や修繕要請は市の公式アカウントを友だち追加することで利用可能。24時間受け付け、道路の陥没や土砂崩れ、倒木といった緊急性を要する対応が必要な場合はこれまで通り、各区の土木事務所での電話による通報受付も継続する。
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