NTT東日本神奈川事業部(中西裕信部長)=中区山下町=は5月26日、神奈川県、県警察本部と「地域安全に関する協定を締結した。3者での協定は初。
今回の協定により、県と県警が作成した特殊詐欺の未然防止を啓発するチラシを同社の社員が家庭に配布する事業を実施。具体的には、電話の故障時に各家庭に出向き対応する保守員300人が、チラシを月300件ほど配布し、特殊詐欺の注意喚起を行う。
県内で発生した昨年の特殊詐欺が、認知件数1772件、合計被害額が約33億4100万円となっており、東京都に次ぎ、全国2位の被害状況となっている。被害者は60歳以上が9割以上を占めており、同社がサービス提供している電話からの被害が多い。
中西部長は「通信事業者として電話を犯罪に使われるのは誠に遺憾。県や県警の皆様と協力しながら、特殊詐欺撲滅に努めていきたい」と意気込みを話す。また、神奈川県警察本部の則次誠二郎生活安全部長は「孫と騙して金を振り込ませるなど、特殊詐欺は許せず、憎むべき犯罪。NTT東日本様の協力を大変ありがたく、少しずつ被害件数を減らしていきたい」と話した。
|
<PR>
中区・西区・南区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>