関内の路地裏に突如現れた「岡村町行き」のバス停留所。停まっているのはバス...ではなく、横浜出身のアーティスト・「ゆず」のファン(ゆずっこ)たち。彼らの名曲『サヨナラバス』をモチーフに作られたバス停は、ファンの夢を実現したものだった。
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設置されたのは、ゆずファンの交流拠点「ゆずっ子立ち寄り処」=中区住吉町1の12=の入り口。建物のオーナーとして場所を提供している平野いづみさんと兄・正さんは、ゆずの出身地である磯子区岡村在住で、聖地巡礼で訪れるファンを長年無償でもてなしてきた。同所開設から2周年を迎え「全国から横浜に来てくれるゆずっこさんたちをもっと喜ばせられたら」と、SNSや交流ノートで「ゆずの聖地でやって欲しい企画」を募集したところ、「2人の手形や等身大パネル」「ゆずの曲が流れるからくり時計」「ゆずミュージアム」など、約2カ月で50以上ものアイデアが集まった。その中で注目を集めたのが「『サヨナラバス』のバス停」だ。
塗装業を営む正さんは「これなら実現できるかも」と思い、早速ホームセンターへ。丸い部分は椅子の座面を活用。CDジャケットに登場したバスに掲示されていた看板を再現したり、時刻表をオープン時間のお知らせに使うなどの遊び心も。風で倒れないよう土台作りには苦労したというが「昔のバス停」をイメージし、どこか懐かしい雰囲気に仕上がった。
ファン歴24年の篠永理恵さん=戸塚区在住=は「素敵なフォトスポットができて嬉しい」と笑顔。正さんは、他の聖地にもバス停を設置できたらと考えており「一緒にゆず色のベンチも置きたいね」と話していた。
開所は毎週土曜とゆずの横浜ライブ開催時の10時〜15時(8月休み)。
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