南区蒔田町の「紅花書道塾」に通う関莉果さん(16)が4月に発表された「横浜書人会公募展」で高校の部の最高賞「神奈川県知事賞」に選ばれた。7年連続での最高賞受賞となった。
作品は「真草千字文」の約300字を楷書と草書で臨書したもの。応募締切の当日の朝まで粘って完成させたという。関さんは「頑張ってきたことが報われた。毎年この大会で成長させていただいている。支えてくれる方に感謝したいです」と喜びを口にした。
同塾主宰の粟津紅花さんは「最後まで乱れたり雰囲気が変わることなく書けており、完成度が高い作品」と評した。
同塾の生徒の最高賞受賞は9年連続。また、関さんのほか8人が個人賞に選ばれた。粟津さんは「先輩に憧れ後輩が育っている。今後も次世代の育成に取り組みたい」と話した。
同公募展は会派の垣根を取り払い、横浜の書の発展のために設立された横浜書人会が毎年開催している。今年は約340点の応募があった。
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