地域環境美化功績者として環境大臣賞を受賞した 影山 和夫さん 中区野毛町在住 73歳
自分の街は自分できれいに
○…自身が店を構える中区野毛町で長年にわたり、ごみ出しの指導やごみ減量の啓発活動などに取り組む。野毛の飲み屋街は、SNSでの拡散やレトロブームも相まり、地元住民だけでなく観光客でにぎわうエリアに。「訪れた人に楽しんでもらえるよう、自分の街は自分できれいにしたい」と区内のごみ問題解決へ向けて尽力する。
○…福島県郡山市出身。高校を卒業後、東京で一般企業に就職する。しかし「自分でなにかやってみたい」と元々好きだった料理人の道へ。料理学校や日本料亭で修行した後、20代後半で当時バブルで華やかに見えたという野毛に海鮮割烹料理「魚市」を開いた。現在は、妻と2人で店を切り盛りする。「仕事がおもしろいからこそ、その周りの地域も大切に感じる」
○…地域の友人や店の常連客と休日に酒を飲むのが楽しみの一つ。人と人とのつながりを大切にしながら店を続ける。1986年から開催している「野毛大道芸」にも、町内会の役員として長年携わってきた。「出身は郡山だが、自分にとっての地元は野毛。何十年も通ってくれる人もいて、お客さんに支えられている」とほほ笑む。
○…環境事業推進委員として活動し20年以上。昔と比べて、「不法投棄する人や、ルールを守らない人はほとんどいなくなった」と話す。2011年からは中区環境事業推進委員連絡協議会の会長も務める。22年には市の環境行動賞も受賞した。協議会共通の課題は、若い世代の担い手の育成だ。「自分達がやってきたことを教えるより、各区の特性にあわせたやり方で自発的に取り組んでほしい」と話す。自分自身も「誰かにやめろと言われるまで、この活動を続けていきたい」と力を込める。
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