神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

県民ホールで最終公演 建て替えで長期休館に

文化

公開:2025年4月10日

  • X
  • LINE
  • hatena
盛大に行われたフィナーレ公演=提供
盛大に行われたフィナーレ公演=提供

 老朽化による建て替えで4月から長期休館となった神奈川県民ホール=中区山下町=は3月31日、現ホールでの最終日を迎えた。「ありがとう県民ホール」と題した大ホールでのフィナーレコンサートのほか、パイプオルガンを備えた小ホールやギャラリーで最後のセレモニーなどが行われた。来場者はギャラリーの壁にメッセージを書き残すなど、多くの人が別れを惜しんだ。

 同ホールは1975年1月17日、山下公園や横浜港、中華街に隣接する恵まれた場所に、全国屈指の大型文化施設として誕生。最大2493人収容可能な大ホールやパイプオルガンのある小ホール、ギャラリー、会議室、レストランなどを備えた。2023年に累計入場者数は3千万人を突破。半世紀にわたり文化芸術の拠点として親しまれてきた。

 施設老朽化のため、神奈川県は昨年11月に建て替えによる再整備の方針を表明。市内臨海地域にはない本格的なオペラやバレエの公演ができる施設を念頭に置き、誰もが使いやすいバリアフリーを意識した施設を目指すとしている。

 今年度は基本構想を策定するため委員会を立ち上げ、新たなホールが目指す方向性や求められる機能、施設の規模などについて検討していく。

「千載一遇の機会」

 総支配人の眞野純さん(76)は建て替えを「千載一遇のチャンス」と捉え、「県内各地で様々な事業を展開していく計画を進めている」と話す。

 4月は19日・20日に県立青少年センター紅葉坂ホールでリーディングドラマ「ふしぎ駄菓子屋銭天堂」が行われる。眞野さんは「神奈川県はそれぞれの地域に独自文化があり多様な活動団体がある。休館が空白期間にならないように、33市町村でもれなく公演をやりたいんです」とにっこり。それぞれの市町村が求めることを協力して作りあげることで、心を通わせ繋がりを強めていきたいと考える。「休館は7〜8年、もしかしたら10年はかかるかもしれない。だけど、その間に水平的に各施設が繋がっていけば、その年数は無駄ではないはず」。今以上の役割が期待されるであろう新施設開館に備え、可能性の幅を広げる。

総支配人の眞野純さん
総支配人の眞野純さん

中区・西区・南区版のローカルニュース最新6

活気あふれるグルメゾーン

横浜市庁舎跡地の行方vol.2

活気あふれるグルメゾーン

6月19日

校内で朝ごはん提供

みなと総合高校

校内で朝ごはん提供

子ども食堂や企業が支援

6月19日

親子で防災学ぶ

永田台小

親子で防災学ぶ

約40人が参加

6月19日

関係者と安全誓う

南区井土ケ谷向洋電機土木

関係者と安全誓う

大会で決意新たに

6月19日

172チームの組み合わせ決定

高校野球

172チームの組み合わせ決定

7月7日に開会式

6月19日

会社経営・福山氏 出馬へ

横浜市長選

会社経営・福山氏 出馬へ

36歳、ビジネス教育訴える

6月19日

6月20日・21日 参加無料

これからの賃貸住宅に求められるニーズを先取りした設備が満載 実例現場見学&不動産個別相談会

https://www.asahi-kasei.co.jp/maison/event/detail/?meid=91641

小学生と関わる仕事をしてみませんか?

小学校内及び民間施設等の職場で、放課後の子どもたちの学習支援や遊びを行います。

https://www.city.yokohama.lg.jp/kosodate-kyoiku/hokago/houkago-jinzai.html

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

中区・西区・南区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

中区・西区・南区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2025年6月19日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Facebook