絵本学会の理事を務め、横浜大会の成功に向けて準備を進める 穴澤 秀隆さん 西区東ケ丘在住 69歳
絵本の本質『考える』面白さ
○…絵本専門の学会として1997年に日本で、そして世界で初めて設立された絵本学会。昨年から理事を務め、横浜大会の成功に向け奔走する。「夢のある場所で絵本の大会をやってみたかった」と、会場に選んだのは横浜市開港記念会館。『魔女の宅急便』の「ほうきに乗り慣れない主人公がぶつかりそうになる時計台のイメージ」と目を輝かせる。
○…大学卒業から約35年、美術教育専門誌『美育文化』の編集者として図工・美術教育の発展に努めた。著名な絵本作家への取材も多かった。デジタルメディアにはないモノとしての存在感、社会問題を取り上げるなどテーマの多様性さに「絵本に表現としての新しさを感じた」。編集者時代に親しくしていた仲間に誘われ、2015年ごろに学会に加入した。
○…中区元町出身。幼少期には、明るくおしゃれな雰囲気の商店街、そのすぐそばで営まれる水上生活、山手の外国人が暮らす住宅地など、人々の様々な生活を間近で見てきた。「おしゃれなものに触れていたいと思う一方、社会問題にも目を向けなければと思うのは、原風景にあるアンビバレンスさが影響しているのかも」と内省する。暮らしの匂いが感じられるものに惹かれ、「ランタンが灯り始める夏の夕方の中華街は郷愁を誘う」と話す。
○…余暇には友人アーティストの展覧会や制作風景を見に出かける。「美術とは何か『考える』ことが楽しい」と声を弾ませる。それは絵本にも通じること。子どもが大喜びする『だるまさん』シリーズを絵本だからできる表現と評し、「子どもにとってこの本の何が面白いのかを考えることが面白い」と語る。「絵本の世界は例えるなら『深い森』」。その冒険に終わりはない。
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