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松ぼっくりから苗育成 景観再生へ 本牧市民・臨海公園

社会

公開:2025年6月12日

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種から育てた松の苗と中山さん
種から育てた松の苗と中山さん

 三渓園に隣接する中区の本牧市民・臨海公園(市指定管理者/横浜植木=南区唐沢)で、近年、課題になっているのが園内の松枯れだ。

 松枯れは、主にマツノザイセンチュウという外来種の線虫が原因。在来種のマツノマダラカミキリに寄生し、松の木に侵入する。マツノザイセンチュウに侵入された松は、水分を吸い上げられなくなり、徐々に枯れてしまうという。横浜植木は2019年から同園の管理を開始。翌20年には、50〜60本の松を伐採したという。

 こうした状況を改善しようと、同園は松ぼっくり(松かさ)から種を採取し、苗を育てる試みを行っている。このプロジェクトを2023年に開始したのは、同公園の元所長で現スタッフの中山政雄さん(72)だ。かさの開いていない青い松ぼっくりを採って、かさが開いたら間にある羽のついた種を採取。種は一晩水につけてポットで苗に育てる。2年で約10cmに成長するという。今年3月に発芽した苗は、本牧市民公園の管理事務所に展示中だ。

 現在は約50株を園内で栽培する。中山さんは「昨年は育った苗を、秋祭りで売ったりした。さらに育てて、補植に活用できければ」と話した。

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