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公開日:2026.04.02

障害者アート 選手の靴に 中区の福祉事業所で

  • 完成したシューズを届けにきたアート工房クローバーの利用者と山田代表(後列左)、YSCCの西山選手(左端)ら(3月27日、YC&AC=中区矢口台)

    完成したシューズを届けにきたアート工房クローバーの利用者と山田代表(後列左)、YSCCの西山選手(左端)ら(3月27日、YC&AC=中区矢口台)

  • 色彩豊かなデザインで「かっこいい」と選手にも好評

    色彩豊かなデザインで「かっこいい」と選手にも好評

  • 昨年のモデルを今も大切に履いているという西山選手。「色落ちもまた味になっていいんですよ」

    昨年のモデルを今も大切に履いているという西山選手。「色落ちもまた味になっていいんですよ」

  • アートシューズを制作する様子

    アートシューズを制作する様子

 就労支援を行う福祉事業所「アート工房クローバー」=中区山下町=が、プロスポーツ選手のシューズに「障害者アート」を施す全国的にも珍しい取組を行っている。

 約3年前に、地元サッカークラブ・YSCC横浜の西山峻太選手の提案を受けて始まった「アートシューズ」。以前から障害者支援を行っている西山選手が障害者アートを生かす方法を模索する中、スポーツメーカー「アンブロ」の担当者との雑談がヒントになり実現した取組だ。同事業所に通うアートが得意な利用者が、自由な発想でデザインやイラストを担当。革用絵具で制作する。今年は他の選手や市内のスポーツチームにも広がり、全部で11人分の依頼を受けたという。西山選手は「障害者アートに関心を持ってもらい、社会的評価を得るきっかけになれば」と話す。

「世界に1つ」

 3月21日のYSCCの開幕戦では出来上がったばかりのスパイクを履き、プレーする選手の姿が見られた。実際に着用した選手は「世界に一つだけのデザイン。試合中も足元を見るとパワーがもらえる」と笑顔を見せた。一方、制作した利用者も「自分もピッチに立っている気分」と話し、貴重な経験につながっているようだ。

循環できる仕組みに

 アート工房クローバーは「就労継続支援B型」として、障害等で一般就職が困難な人たちへ就労支援を行っている。アート創作もその一つだが、これまでは作品展示に留まりがちだった。プロ選手が実際に試合で使うシューズに障害者アートを施す取組は、全国的にも珍しい事例だという。

 西山選手と同施設の山田聖也代表は「今後はアートシューズに対してオークションやスポンサーを付けるなど、利用者に工賃を払える仕組みが構築できれば」と期待を寄せる。個人や企業の依頼はクローバー【電話】045・663・8828。

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