みなみ桜まつり
蒔田公園 久々に活気
5年ぶり、踊りの花咲く
3月28日
市立太田小学校(丸山稔校長)が今年5月に創立150周年を迎えたことを記念するコンサートが10月29日、同校そばの関東学院中学高校で行われた。この中で児童が提案、作詞した150周年記念歌が初めて披露されたほか、国内外で活躍するオーケストラの演奏を聴くなどし、お祝いムードに包まれた。
コンサートは学校が「児童に一流演奏家による本物の音楽を体験させたい」と企画したもの。
創立150周年記念の取組を進める中、児童が「節目の年を祝うために歌を作ったらどうか」と提案した。同校では140周年時に記念歌「太田未来へ」を作り、歌い継がれてきた経緯がある。
歌作成を提案した6年生2人が全校アンケートを行い、歌詞を募集。このうちの1人が作詞し、9月に完成した。作曲は丸山校長が担当した。
桜やジャングルジム
曲名は150周年のスローガンでもある「太田のたからばこ」。桜が校章に使われ、シンボル的な存在であり、「坂をのぼると桜のしるし」という歌詞が使われた。ほかにも、「ジャングルジムのてっぺんではじけた笑顔」など、学校の情景が浮かぶような内容になっている。
コンサートは音響設備が整う関東学院中高の礼拝堂で開催。全校児童や保護者のほか、卒業生で現在、共進中や蒔田中などに通う中学生を招待。約500人が集まった。
前半は「令和」改元の際の即位の礼晩さん会などで演奏実績のある「島津秀雄レジェンドオーケストラ」の演奏を聴いた。同校創立の1873年に作曲された曲などを演奏。後半にオーケストラの演奏に合わせ「太田のたからばこ」や校歌を児童らが歌った。
4年生の男子は「すごく良かった」と声を弾ませ、歌声を聴いた中学生は「音がきれいだった。招待してくれて感謝している」と語った。演奏したオーケストラからも「音楽の楽しさ、美しさを感じ取って歌っていた」と児童を称賛する声が相次いだ。
丸山校長は「言葉に心を込めて歌ったら、聴く人の心に届くということを子どもは感じてくれたのではないかと思う。150周年の思い出として長く記憶されてほしい」と語り、節目の年に得難い経験ができたことを喜んでいた。
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