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保土ケ谷区 コラム

公開日:2021.07.01

「米」で持続可能な社会へ
千田みずほ株式会社

  • 自慢のお米を手にする社員ら

 日本人の主食、お米。そのお米も、SDGsと繋がっている--。

 峰岡町に本社を構える千田みずほ(株)(千田法久代表取締役社長)。主食用、原料用、炊飯加工等に携わる「お米の総合企業」だ。

 「お米は捨てるところがないんです」と話すのは品質管理室の加藤寿昭室長。同社では、精米時に発生するヌカを廃棄せず、飼料・こめ油・化粧品の原料として活用。持続可能な農業の促進に努める。

 米と環境の繋がりはそれだけではない。実は米のとぎ汁は、川や海の水質汚染に繋がっている。そこで注目されているのが、米の表面に残る肌ヌカの粘着力で肌ヌカを取り除く「BG無洗米」。同社ではBG無洗米を通じ、環境にも貢献する。

区社協と連携食材を無償提供

 炊飯加工を行う、グループ企業(株)ジャンボリアでは2017年から食支援として、区社会福祉協議会と連携を取る。社協から連絡をうけ、巻物やいなりなど生産ラインの予備分を提供。食材は区内施設や子ども食堂などに届けられている。

 同社の軸は「お米という日本の食文化を大切にしたい」という思い。環境への配慮や地域支援の活動を紐解くと、すべてがここに繋がってくる。

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