神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
保土ケ谷区版 公開:2022年3月10日 エリアトップへ

仏向小4年1組 PB(ペットボトル)キャップ5万個回収 100人分のポリオワクチンに

教育

公開:2022年3月10日

  • LINE
  • hatena
集めたボトルキャップで車の荷台は満杯になった
集めたボトルキャップで車の荷台は満杯になった

 ペットボトルのキャップを集め、その売却益がワクチンの購入費に充てられる「世界の子どもたちにワクチンを運動」に取り組んでいた仏向小学校4年1組が目標としていた5万個のボトルキャップを集め、回収者と樹脂メーカーの間に立つ「NPO法人Reライフスタイル」(金沢区)に寄託した。

 今年度、同校の4年生は「総合的な学習の時間」 で国連が提唱する持続的な開発目標「SDGs」をテーマに学習を進めている。1組では「世界にはワクチンが行き届かず命を落としてしまう子どもたちがいる」ことに着眼。授業を進める過程で、「世界の子どもたちにワクチンを運動」の存在を知った。

 同法人によるとポリオ(小児まひ)ワクチン1人分の購入費は約20円。キャップ500個ほどに相当するという。クラスでは100人分のワクチンに換算される5万個の回収を目標に、昨年6月から校内に回収箱を設置。協力を呼びかけると9月末までに3万個のキャップが集まった。

支援の輪 校外にも

 校内で集まったキャップで60人の子どもたちにワクチンを届けることができる計算になる。支援の輪を校外にも広げ、目標とする5万個に届かせようと、相鉄線和田町駅北側に広がる和田町商店街の関係者に協力を要請。この申し出に29店舗が協力を快諾し、昨年末から1カ月余りの間、店頭に手作りのボトルキャップ回収箱を設置していた。

 商店街で整体院を営み今回の取り組みに協力したひとり、木村将さんは「日に日に支援の輪が広がっていくのを実感していた。お客さんのみならず、外に回収箱を置いた店舗では、通りすがりの人まで沢山入れてくれた。たくさんのキャップを持ってきてくれる方もいらっしゃった。子どもたちの思いが地域に伝播したのでは」と話す。

 法人に寄託されたキャップは樹脂メーカーに売却されリサイクルプラスチック材料として活用されることになる。この過程で発生する対価が「世界の子どもたちにワクチンを日本委員会」に寄付され途上国の子どもたちのワクチン購入費などに充てられるという。

 クラスの代表委員・吉本りおさんと高野日菜子さんは「最初は不安だったが、目標としていた5万個を集められてよかった。たくさんの人に協力してもらい、ワクチンを届けられることがとても嬉しい」などと達成感を口にした。

㈱横浜建材工業

屋根と外壁のプロ 屋根の無料点検実施中。瓦一枚からでも!

https://yokoken.com/

<PR>

保土ケ谷区版のトップニュース最新6

謝金、倍額に引き上げ

特別支援教育支援員

謝金、倍額に引き上げ

ニーズ発掘し、人員確保へ

4月25日

運転手不足で減便続く

市営バス

運転手不足で減便続く

住民から困惑の声

4月25日

「地場ワイン」今年も上々

「地場ワイン」今年も上々

原料は川島町のぶどう

4月18日

保土ケ谷は50年で25%減

横浜市将来人口推計

保土ケ谷は50年で25%減

世帯数は2割ほど減少の見通し

4月18日

商店街舞台の演劇企画

元宝塚歌劇団大洋あゆ夢さん

商店街舞台の演劇企画

役者募集、町おこしに一手

4月11日

障害者診療「限界近い」

横浜市歯科保健医療センター

障害者診療「限界近い」

二次機関拡充求める声も

4月11日

あっとほーむデスク

  • 4月11日0:00更新

  • 4月4日0:00更新

  • 3月21日0:00更新

保土ケ谷区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

保土ケ谷区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月29日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook