区制100周年へ第一歩
実行委員会立ち上がる
5月2日
保土ケ谷区内に店舗があったり在住している移動販売業者で構成される(仮称)キッチンカー商店会が10月19日、くぬぎ台団地で開かれている「木曜市」に初参加した。5台のキッチンカーのほか地域ケアプラザなどもブースを出し、会場となった円形広場はひと時のにぎわいを見せた。
キッチンカー商店会は上星川でパン屋を営みながら高齢者施設などでの移動販売もしているバニヤンツリーベーカリーの山内誠さん=人物風土記で紹介=が中心となり、通称「ほどがやキャラバン」として立ち上げた。
今年初めから保土ケ谷区にゆかりのあるキッチンカー業者に声を掛け、現在は同店のほか上星川駅周辺に定期出店しているVTNキッチン(ベトナム料理)、西谷地区で毎週月曜に出店している773crepe(クレープ)、代表者が区内在住のスパイスワゴン(カレー)、Red Barn cafe(キューバサンドなど)の5店が参加する。
キッチンカーの場合、同業者による組合を結成することが多いというが、今回は出店の融通が利きやすい商店会の形式をとった。区内の商店街イベントなどへ出店するほか、横浜市商店街総連合会にも加盟する予定で話が進んでいる。
くぬぎ台団地での「商店会デビュー」は、バニヤンツリーベーカリーが今年から毎週木曜に移動販売を行っていることから、くぬぎ台団地自治会の鈴木方規会長と共に準備を進め実現した。
この日は団地内にある円形広場を囲むように、キッチンカー5台が集合。川島地域ケアプラザなどもブースを出した。
高齢者が多い特性に合わせ「くぬぎ台スペシャル」として辛さ控えめのカレーを販売したスパイスワゴンの門屋琢也さんは「団地の出店は想像がつかなかったが『来てくれてありがたいわ』と声を掛けて頂ける方もいました」と笑顔を見せた。
普段はイベントに出店することも多いRed Barn cafeの野口昌利さんは「まずは存在を知ってもらい、地域のにぎわいにつながれば」と今後に期待を寄せた。商品を購入した女性は「いつもは家で自炊しているので、選択肢もたくさんあっていいですね」と話した。
くぬぎ台団地自治会の鈴木会長は「『買い物難民』が課題の団地。出店数はその時々と聞いているが、定期的に来てくれることで課題の解消や住民の関係づくりが深まれば」と展望を語った。
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