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公開日:2025.10.16
保土ケ谷区
「花の街ほどがや」に
小中10校、模範役に任命
保土ケ谷区は、花と緑を通じた街づくり活動の推進などを目的に制定したほどがや花憲章の機運醸成を図る2025年度の「フラワーメイトジュニア」に、区内の小中学校10校を任命した。区の担当者は「児童や教職員と連携してまちを花で彩りたい」と話す。
保土ケ谷区が1998年に独自に制定したほどがや花憲章。区はこれまでに、花壇と時計を組み合わせた「花時計」を区役所前の広場に設置するなど、花憲章に紐づけた取り組みを進めてきた。
2023年からは、「ほどがや花フェスタ」で設置する仮設花壇の花をイベント終了後に希望した区内の小中学校と幼稚園、保育園に寄贈。学校や幼稚園などは区から譲り受けたパンジーやキンギョソウを校(園)内の花壇で育てる。
区はこうした活動をさらに地域に浸透させて「花の街ほどがや」を体現しようと、24年にフラワーメイトジュニアの取り組みを開始。希望した小中学校を対象に任命書などを贈呈し、子どもたちのモチベーションを高めている。任命を受けた学校は環境委員会らが主体となり、花壇の整備などを通じて花憲章の普及に貢献している。
住民有志も一役
フラワーメイトジュニアの任命を受けた上星川小学校の環境委員会は、同校で活動する地元有志によるボランティア「星の子地域応援隊」のメンバーと共に月1回、花壇を整備する活動を実施。花憲章の普及に留まらず、児童と住民がコミュニケーションを図り、交流を深める機会にもなっている。
10月7日に行われた活動には30人以上が参加。訪れた区の職員から任命書や記念品を受け取った。その後、児童たちは同応援隊の花植え部門のリーダーを務めている富田純子さん=人物風土記で紹介=らと共に花の植え替えなどを行った。
環境委員会の委員長の稲田芙紀さんと副委員長の松下希帆さん(ともに6年)は「フレンドリーな雰囲気の中、花を育てることができて楽しい。難しいこともあるけど、みんなで協力してきれいな花壇を守りたい」と笑顔で感想を話した。
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