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公開日:2025.11.20
初音が丘小地域防災拠点
新たな内容盛り込み訓練
ドローン、水素カーなど
市立初音が丘小学校で11月16日、同小地域防災拠点訓練が行われ、約230人が参加した。従来の訓練に加え、新たな取り組みとしてドローン飛行や水素カー展示のほか、災害時の防犯に関する内容を盛り込んだ。
訓練は、11月16日の午前6時頃、三浦半島を震源地とするマグニチュード7・5(推定震度7)の大規模地震が発生し、保土ケ谷区内でも家屋の倒壊などの被害が発生していることを想定して実施された。当日は、周辺の11自治会のほか、同小キッズクラブに所属する児童の保護者など約230人が参加した。
校門付近では本部設置訓練と題し、同小拠点管理運営委員会の運営委員が校内の安全確認のポイントや受付設置の方法などを説明した。
校庭では直結式トイレの設置訓練を実施。参加者は苦戦しながらも協力しながら組み立てていた。また、同校校舎の屋上にあるプールから引いた水を注水用マンホールに放水する訓練も実施された。さらに、ドローンを上空30メートルの高さへ飛行させ、屋上プール付近の様子を搭載されたカメラで地上のモニターに映し出した(昭和建設株式会社ドローン事業部の協力)。モニターの映像を人感センサーモードに切り替えるなどして参加者の注目を集めていた。
この日は、トヨタの燃料電池自動車「クラウンFCEV」も登場(神奈川トヨタ自動車株式会社の協力)。電気自動車があれば最大で5日間電気を使用することが可能なことが紹介され、電気ケトルや扇風機などが展示された。
「震災時は防犯を」
震災時、震災に便乗した悪質な犯罪が発生する事例も多い。こうしたことから、今回の訓練では防犯の観点を盛り込み、保土ケ谷警察署警備課による講話を実施。講話の中で、避難所における防犯対策として「貴重品を置いたままにせず、できる限り携行する」「車や自転車などは必ず鍵をかける」「車内に貴重品を置いたままにしない」「1人での行動を避け、大人は子どもを見守る」などを参加者に注意喚起した。
同委員会の渡邉啓一運営委員長は「基本は在宅避難が基本となるので今一度、最低3日間暮らせる飲み物や食べ物があるかなど、自宅の備えが大丈夫かどうかの確認をしてほしい。共助という意味で日頃の活動の中で顔を合わせることによって築かれる地域住民同士のつながりが非常に大切」と参加者へ呼び掛けた。
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