鶴見区版 掲載号:2011年1月6日号
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新春区長インタビュー 保育、福祉など充実へ 「“連携と協働”、さらに進める」

社会

今年の鶴見区の取り組みなどについて語る植田区長
今年の鶴見区の取り組みなどについて語る植田区長

 昨年はシークレインや国際交流ラウンジ・鶴見中央コミュニティハウスがオープンするなど、華やかだった鶴見区。一方で、減少しない待機児童数など、課題も挙がる区の行政について、新春にあたり、植田孝一鶴見区長に語ってもらった。(聞き手/本紙・鶴見区編集室編集長 浜田貴也)

安全・安心に力点

―あけましておめでとうございます。

植田―区民の皆さん、あけましておめでとうございます。これまで、さまざまなところで、区民の皆さんの温かさに触れ、皆さんの鶴見に対する熱い思いを感じてまいりました。「誰もが住みやすいまち鶴見」を実現するため、区役所職員一同、一生懸命努力してまいりますので、本年もどうぞよろしくお願いいたします。

「防災塾」でリーダーを

―昨年を振り返って、注力した事業の進捗等はいかがでしょうか?

植田―私は、区長就任以来、「安全・安心のまちづくり」に力点を置いてまいりました。地震等の災害時には、行政の機能が一時的に混乱することも考えられますので、区民の皆さんお一人おひとりの備え、日頃の準備が非常に重要となります。

 高齢や障害などにより自力で避難することが困難な「災害時要援護者」につきましては、区内31か所の地域防災拠点で、救援訓練を継続的に行い、安否確認体制や救援協力者の確保など、地域の支えあいによる救援の仕組づくりが着実に進んでいます。

 また、平成21年度からは、小学生を対象とした防災教育「つるみっこ防災塾」を実施しています。この事業の目的は、災害が発生した際に、「自分の命は、自分で守る」能力を子どもたちに身につけてもらうとともに、将来の地域の防災リーダーを育成することです。これまでにモデル校5校で実施しましたが、各校での実例を踏まえた「実施ガイド」を作成し、昨年度作成した「教育用DVD(地震編・風水害編)」とともに配布していきますので、各小学校でも取り組んでいただければと考えています。

市最大規模の文化センター

―昨年12月、東口シークレインに2つの公益施設がオープンしました。また、今年はついに区民文化センターもオープンします。どんな施設か、また活用法をお聞かせください。

植田―もうご覧になった方もいらっしゃると思いますが、JR鶴見駅東口の再開発ビル「シークレイン」には、昨年12月に「鶴見中央コミュニティハウス」と「鶴見国際交流ラウンジ」がオープンしており、3月には「鶴見区民文化センター サルビアホール」が開館します。コミュニティハウスは、地域の皆様の自主的な活動や交流の場として活用されています。また、国際交流ラウンジでは、外国人の方への情報提供や相談対応、外国人区民と日本人区民との交流等、多文化共生の取組を進めていきたいと考えています。さらに、サルビアホールは、548席(拡張時652席)という横浜市の区民文化センターとしては最大の規模を誇るものです。鶴見区の文化・芸術活動の拠点としてご利用いただけるものと期待しています。3月5日の開館記念式典を皮切りに、コンサートや演劇など、さまざまな開館記念事業が行われますので、皆さんも是非足をお運びください。

待機児童解消へ注力

―横浜市の待機児童数はこのほど、全国最多となり、中でも鶴見は市内上位です。区として解消への取り組みを教えてください。

植田―平成22年10月1日現在での鶴見区の保育所待機児童数は223人と、18区中で2番目に多くなっています。


保育コンシェルジュ配置
跡地問題、温暖化対策などにも力

 

 そこで、こども青少年局とも連携し、区内の市有地はもちろん、県・国有地や民間の土地も視野に入れて、保育所設置の可能性を広く検討しています。 また、既存の保育園の定員拡大に取り組むとともに、一時保育の拡充や幼稚園における預かり保育の実施など、多様な保育ニーズに対応する子育て支援策をいっ そう充実させてまいります。さらに、2月からはこども家庭支援課に「保育コンシェルジュ」(保育専門相談員)を配置し、必要な保育サービスが適切に提供さ れるよう、よりきめ細やかに相談に応じられる体制の充実を図ってまいります。

―一昨年からの『ひざ痛予防』の講座が人気のようですが、福祉関係については?

植 田―ひざ痛予防の取組については、体操が効果的であることがわかり非常に好評で、昨年も鶴見公会堂でセミナーを開催したほか、ひざ痛予防体操講座は、各地 域ケアプラザで計14回、鶴見スポーツセンターで全体の会を1回行い、いずれも盛況でした。この取組がさらに広まり、多くの方がひざ痛に悩まされることな く健康に暮らせるようになればと願っております。

 また、平成22年度から、「鶴見・あいねっと(鶴見区地域福祉保健計画)」の第2期計 画がスタートしました。区役所と区社会福祉協議会、地域ケアプラザ、自治会町内会、ボランティア団体等、関係機関と地域で活動する様々な団体が協働してそ れぞれの強みを活かし、健康で住みやすい福祉のまちづくりに取り組んでいきます。

貴重な土地活用を

―そのほか、今年の区の重要課題などはどんなことがありますでしょうか?

植 田―鶴見区では、花月園競輪場が昨年3月に、鶴見会館が昨年11月に閉鎖されました。また、鶴見工業高校は、本年3月をもって閉校となります。これらの跡 地利用につきましては、まだ具体的な計画は固まっておりませんが、いずれも鶴見区における貴重な土地ですので、区だけではなく、市全体の見地からも有効活 用できるよう、働きかけを強めていきたいと考えています。

 また、地球温暖化問題への取組も重要な課題です。これまでも、鶴見区版環境家 計簿の取組等を通じて、環境問題をより身近なものに感じて頂くとともに、私たちの日ごろの生活上の工夫からも貢献できることがたくさんあることをPRして まいりました。「シャワーを出しっぱなしにしない」、「使っていない電化製品のスイッチをこまめに切る」、そういった何気ない節約行動の積み重ねこそが 「脱温暖化行動」となりますので、今後も区民の皆さんとともに取り組んでいきたいと考えています。

常に「笑顔」

―最後に区民へメッセージをお願いします。

植田―区政の推進に当たっては、地域の課題やニーズの把握に努め、これに応える区役所になりたいと考えています。区民、事業者、そして行政が、連携と協働をいっそう深めることで、鶴見区の特色を生かした取組を進めていきます。

  また、区民の皆さんとは、常に「笑顔」で接することが大切だと考えています。区職員の笑顔での対応が、区民や事業者の皆さんの笑顔につながり、こうした笑 顔の連鎖が鶴見のまち全体の元気につながっていく、そういった関係を築いていきたいと考えておりますので、本年もご理解、ご協力のほど、よろしくお願いいたします。
 

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つるみっこ防災塾で訓練に励む児童たち

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