東寺尾の父母ヒーローに 地域活性の助っ人目指す
地元フリマでデビュー
東寺尾にヒーローが生まれた。その名も「地域カッセイカマンHT」。HTは東寺尾の頭文字。カッセイレッド、カッセイブルー、カッセイピンクの3人組で、東寺尾の平和を守り、その名の通り地域を活性化させることを使命としている。東寺尾第2公園で11月3日に開かれたフリマで、初めて地元住民に姿を見せ、オリジナル体操などを披露。子供たちからは「かっこいい」という歓声が上がり、会場を沸かせた。
我が子には内緒で準備
誕生のきっかけは、フリマ実行委員会の間で交わされた何気ない雑談。「地域のマスコットがあったら」という話題が持ち上がった。そこで、作るなら「町を守るヒーロー」という意見を採用し、地元の父母の中から人選して依頼した。
依頼を受けた3人は、フリマ当日披露するパフォーマンスを企画。平日は仕事があるため、準備は土曜日の午前中のみ。我が子には、「休日出勤」「フリマの会議がある」などとごまかして、東寺尾地域ケアプラザに集まり密かに練習を重ねたという。
地域への思い強く
「最初頼まれた時は『えっ』と思った」。3人はいずれも40代。これまで地域の活動にはほとんど参加したことがなかった。「でもやり始めると、子どもの頃憧れたヒーローになったようで、楽しくなっていた」と笑う。地域への思いも強くなった。同世代や、より若い世代も地域に呼び込みたいとピンクは話す。「特に若いお母さんは近所付き合いが控えめ。地域の人ともっとふれあえば、困った時お互い助け合える。一歩前に出て交流する大切さを伝えていきたい」
今後の活動予定は未定だが、「地域の他行事にも出たい」と3人は意欲を見せていた。
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