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鶴見区版 公開:2015年6月11日 エリアトップへ

6月14日世界献血者デー 「若い人も献血に協力を」 輸血で命支えた高原さん(東寺尾在住)

社会

公開:2015年6月11日

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献血への想いを語る高原さん
献血への想いを語る高原さん

 6月14日の「世界献血者デー」にちなみ、神奈川県赤十字血液センターが同日、横浜駅みなみ西口で献血の大切さを呼び掛けるイベントを開催する。

 そのイベントには過去に輸血を受けて元気になった子どもたちが参加する。東寺尾在住の高原弥詞(みこと)さん(16)もその一人だ。

 高原さんは小学4年の10歳の時、脳腫瘍からくる水頭症を発症し、10時間以上におよぶ手術を受けた。言葉と身体の自由を失い、入院して半年間は食事も摂れず副作用の激しい抗がん剤による治療が続けられた。

 その辛い入院生活で高原さんを元気付けたのが輸血だった。化学療法などで血液中の赤血球や血小板を造る力が低下して弱った身体に輸血をすることで血液成分を補充。同室で病気と闘っていた子どもたちも輸血で顔色がよくなったり、ベッドから起き上がれるようになるなど、まさに「命を支える源」だった。弥詞さんも「輸血って交通事故とかの手術で使うものばかりと思っていたけど、自分のような病気の子どもとか、がん患者の人たちに使うのが約9割と知って驚いた」と話す。

 その後、治療や懸命のリハビリの甲斐もあって入院から1年で退院。「学校に戻れたことが一番嬉しかった」と弥詞さん。退院後は、「自分や同じ病室で一緒に頑張った友達を助けてくれた輸血を支える献血者の方々に『ありがとう』の気持ちを伝えたい」と赤十字のPR活動に積極的に参加している。現在高校2年生。友人や周りにも献血のことを知ってもらおうと今秋の文化祭に献血バスを呼びたいと企画中だ。

 人工的に造れず、保存期間も短い輸血用血液製剤だが、若年層を中心に年々献血者が低下して安定的な供給が危ぶまれているという。「献血は16歳からできる。14日のイベントでも同年代の人たちに協力を呼び掛けたい」と弥詞さん。イベントは午前10時から午後4時まで。輸血経験のある子どもたちが献血呼びかけや記念品配布を行う。(問)県赤十字血液センター【電話】046・228・9800

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