区内在住でプロボクシングWBO世界バンタム級1位の赤穂(あかほ)亮選手(29・横浜光ジム=佃野町)があす8月7日、同級王座をかけて、タイの元王者プンルアン・ソーシンユー選手(27・同級2位)と敵地で激突する。
元OPBF東洋太平洋スーパーフライ級チャンピオンで、26勝(18KO)1敗2分けと好成績を誇る赤穂選手は、「華麗なる倒し屋」の異名を持つ右のファイター。抜群のフットワークと強打を活かし、今年3月にはフィリピンでWBOインターナショナルバンタム級タイトルを獲得している。
日本人初の快挙へ
これまでタイで行われた世界戦で、日本人ボクサーの戦績は18敗1分と未だ勝ち星を挙げられていない。元王者の本拠地とあって、激戦が予想されるが、赤穂選手は「フィリピンでタイトルを獲れた経験は大きい」と自信を覗かせる。同ジムの石井一太郎会長はKOを勝利条件に挙げながら「相手はファイタータイプなので、赤穂が自分の距離を保ちながらボクシングできれば」と、日本人初の快挙へ勝機は十分とみている。
「むかし畑山隆則さんが鶴見のヒーローになったように世界を獲って、1歩でもそれに近づけるよう頑張りたい」。かつて二階級世界王者に輝いた同門の偉大な先輩を目標に掲げ、虎視眈々とベルトを狙う。
地元商店街からもエール
おらが町のヒーローを応援しようと、同ジムのあるレアールつくの商店街もエールを送っている。赤穂選手行きつけの喫茶店「タンゴ」を経営する高橋英昭同商店街理事長もその一人。来店の度に大盛りのパスタを振る舞い、温かく見守ってきた。
「前に畑山さんがチャンピオンになった時は、商店街が活気づいた。タイトルを勝ち取って、息の長いチャンピオンになって欲しい」
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