まもなく解体工事が始まる花月園競輪場跡地を1日限定で公開する「さよなら花月園競輪場イベント」が、11月23日にあった。当日は、のべ8千人が来場し、選手が走るバンク内などを見学。現役・OB選手によるラストランも披露され、廃止から5年ぶりに場内は観衆で沸き立っていた。
花月園競輪場は、1914年に開園した「花月園遊園地」の跡地に、50年開場。場外施設を除いては市内唯一の公営競技場で、多くのファンを集めた。
しかし、不景気や人気低迷で2010年に廃止。跡地は今後、防災公園や住宅が整備される予定で、今年度中に解体工事が始まる。
諏訪坂から訪れた笠松隆志さん(47)は、小学生のころ、競輪場そばの広場でよく遊んでいると、選手たちが内緒で場内に入れてくれたことが思い出に残っているという。「最後のお別れをしながらバンクを歩いた。建物も朽ちてしまって少しさみしい」と別れを惜しんでいた。
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