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公開日:2018.05.31

“最大級”と“奇祭” いずれも必見 潮田神社・生麦地区
伝統の祭り今週末に本番

  • 過去の大祭の宮入り

  • 本宮の絡み合い(上)と原の大蛇(写真は過去)

 区内最大級の規模を誇る祭礼「潮田神社例大祭」と、生麦の伝統行事「蛇も蚊も祭り」が今週末に開かれる。祭りシーズンの到来を告げる地元の二大行事。地域が一丸となって盛り上げる。



神輿約70基



 約100年の歴史がある潮田神社例大祭。毎年6月一週目の週末に行われており、今年は2日と3日に開催される。34の氏子町会が参加し、約70基の神輿が出される祭りは、区内でも最大級。両日は境内のほか、周辺商店街にも露天商が出るなどにぎわいを見せる。



 2日は午後5時〜7時、約20町会の神輿による「連合渡御」がメインとなっている。



 3日は宮神輿が登場。宮出しは午前8時。今年のルートは、氏子町会の西側で、本町通や下野谷町などをまわり、午後5時に宮入となる。



本町通でイベント



 例大祭に合わせ、本町通商店街では3日、ほんちょうフェスタを開催。祭りを盛り上げようと、川崎信用金庫駐車場と本町観音境内を会場に、鶴見区役所バンドの演奏や大道芸、昔懐かしいバナナのたたき売りなどがある。午前の部が10時30分〜午後0時半、午後の部が2時30分〜4時。



大蛇が巡る奇祭



 蛇も蚊も祭りは、生麦の本宮と原の両地区で、毎年6月一週目の日曜日に開催。今年は3日となっている。



 蛇も蚊もは、疫病退散や豊年大漁などの祈りを込め、大蛇を担ぎ家々を練り歩く祭事。350年以上前から伝わる生麦の伝統行事だ。



 かつては本宮・原の合同で開催されていたが、明治時代から各地区で実施されるようになったという。1992年に、市の無形民俗文化財にも指定されている。



住民が手作り



 茅で編む大蛇は地域住民による手作り。本宮は3体、原は2体作られる。全長20mほどにもなり、山場の絡み合いは圧巻だ。



 本宮は道念稲荷神社=生麦4の27の18=で、午前8時半に神事を開始。絡み合いは生麦小学校で午前11時ごろからを予定。また、前日2日の午後6時〜9時までは同神社でライトアップされた大蛇を見学できる。



 午後1時半から開始となる原は、当日早朝6時半から神明社=生麦3の13の37=で大蛇を編む。作業の見学も可能だ。クライマックスの絡み合いは神明社で午後4時半ごろを予定している。

 

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