鶴見区版 掲載号:2018年6月28日号
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横浜市動物適正飼育推進員として地域猫の活動を長年続けている 小泉 由紀子さん 獅子ヶ谷在住 44歳

母の気持ちで見守る

 ○…飼い主のいない猫を増やさずに見守る活動を12年前から続けている。普段はパートとして働きながら、週に2〜3日は車で地域を回る。フリマなどで活動資金を稼ぎながら猫を捕獲送迎するほか、近隣に啓発チラシを配るなどして地域猫の活動に取り組む。「猫は本来、人に飼われるための動物。人が何らかの形で手を差し伸べていかないといけない」

 〇…東京都大田区出身。幼い頃から動物が好きで、動物看護学校へ通った。しかし、何か感じていた違和感。「人が飼っている動物を看ても面白くない」。1年で学校を辞め、会社に勤めた。結婚して鶴見に来て18年。地域猫の活動を始めたきっかけは自身も一匹の野良猫にエサを与えていたこと。その猫が必死に子どもに与える餌を探し、神経をすり減らしながら子育てする姿を見て、本能を止めてあげなければと感じた。「子どもが生まれても野良になってしまう。もっと自分の為に生きてほしいと思った」

 〇…夫と二人暮らし。「文句も言われないし、自由に猫の活動をさせてもらってるからありがたい」と感謝する。自宅には里親に引き取られなかった猫がたくさん。トイレは7つ、50分に1度の頻度で猫の相手をしているという多忙な暮らし。合間の息抜きはバレー観戦。特に元日本代表の江畑幸子選手が好きで、近隣で試合がある時にはかけつけるという。

 〇…東日本大震災の時には被災地まで赴き、逃げ損ねた動物たちを助けた。「別に猫にこだわっているんじゃなくて、野良猫がいなくなって野良ウサギが出てきたらウサギのために活動すると思います。そういう動物を放っておけないんです」。最終的には野良がいなくなり、幸せに飼われる動物だけになることを目標に今日も奔走する。

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