横浜建設業協会鶴見区会の区会長に就任した森田建設(株)の代表取締役 森田 泰さん 下末吉在勤 54歳
大好きな職 地域に活かす
○…市内中小の建設業者が所属する横浜建設業協会。23社が所属する鶴見の区会長に就任した。「建設団体としての知識を最大限活かして地域に貢献したい」と意欲に溢れる。台風などの災害時には、区民の安全のために積極的に防災活動。今月行われる臨海フェスティバルでは重機を使ったヨーヨー釣りで出店する。「子どもたちが喜ぶはず。地元のイベントは力を入れていきたい」
○…獅子ヶ谷出身。旭小、寺尾中と通った。日大付属高校ではアメフト部に所属。卒業後、父親の作った会社を継いだ。「職人は頑固な人が多いし、大喧嘩は当たり前」。現場監督として自分より年上の職人たちを相手にしてきた。「でも、ああだこうだと言いながら一つのものを作るのが楽しい。人嫌いじゃできないよ」。口ぶりから職人たちへの愛情が伝わってくる。「今は生産性やコストが重視されるようになったけど、本当に腕の良い職人をもっと生かせるところがあるはず」。眼差しは真剣だ。
○…妻と娘と息子の4人家族。娘は最近結婚した。「まあ、仕方ないよね」と少し寂しそうな表情。休日は同業者やお客さんとゴルフへ。本当はずっと出ていたいくらい現場が好きだが最近は内勤が多く、「運動不足でね」と笑う。「1日かかるし一緒に行くと仲良くなれるスポーツ」とゴルフの魅力を語る。
○…「生まれ育った地域に恩返しがしたい」。鶴見中央から3年前に現在の場所に移転。もともとはゴミや路上駐車が多い空き地だった。ごみ拾いなども積極的に行い、近隣からは「夜の街灯もついて町が明るくなった」との声があった。最近は区内の仕事を積極的に受けている。「地元の建設業社にもっとできることがあるはず」。大好きな「人」のため、地域のために奔走していく。
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