ひでしの「実績で勝負」㊸県政報告 自転車条例ルールブックを実現 公明党 鈴木 ひでし
今回の台風15号で被害に遭われた方々に対し、衷心よりお見舞い申し上げます。さて、4月にスタートした「自転車の安全で適正な利用の促進に関する条例」について、県に提言していた条例を解説する「ルールBOOK」が実現しましたので、ご報告いたします。
保険加入が義務化
神奈川県では、この10月1日から、自転車損害賠償責任保険等への加入が義務化されることをご存じでしょうか?
今春施行された県による「自転車の安全で適正な利用の促進に関する条例」に伴うもので、罰則はありませんが、そのほかにもさまざまなルールや取組が示されています。
条例は、全国で自転車による重大事故の発生や、加害者に対する高額な賠償事例などから、保険義務化を柱に、安全で適正な自転車利用の促進などを目的としています。
規定された内容は大きくわけて3つ。「県や県民、自転車利用者の責務や取組み」、「学校や家庭などでの交通安全教育」、「自転車損害賠償責任保険等の加入義務化と、小売店や学校における加入の確認」についてです。
解説必要と提言
近年の自転車事故では、約1億円という高額賠償事例があるなど、義務化は安全安心な生活のために必要と感じています。
私は素案がまとまった昨年10月、当時所属していた防災警察常任委員会で、さまざまな提言を行わせて頂きました。
一口に保険といっても対象や種類が多岐にわたり解説を要すること、保険のほかにも点検整備の方法、自転車の交通ルールやマナーなど、細かな規定には各論が必要と進言。県は「疑問に対応するハンドブックを作成したい」と答えていました。
そしてこのほど、Q&A方式でイラストなども交えた「チリリン♪自転車条例・ルールBOOK」が完成しました。
内容は、条例制定の理由のほか、自転車保険の種類など問い合わせの多い事例をQ&Aで紹介。自転車通行のマナーや、「自転車運転者講習」受講義務の対象となる14の「危険行為」なども記載しており、自転車を利用される方はぜひ一読頂きたい内容となっております。
自転車は、子どもからお年寄りまでが利用する手軽な交通手段です。ただ、その手軽さから道路交通法上で「車両」と位置づけられていることへの意識が薄くなっていることは否めません。
県民のいのちを守るため、身近な自転車関連の施策はライフワークでもあり、これまでにも、安全教育や講習「チリリン・タイム」「チリリン・スクール」などの県内導入に尽力してまいりました。
今回のルールBOOKは、県ホームページ(【URL】 http://www.pref.kanagawa.jp/docs/f5g/310322.html)でも閲覧できますのでご確認ください。今後も県民のいのちと生活を守る提言を続け、実現して参ります。
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