鶴見区はこのほど、まちづくりの基本的な方針となる「都市計画マスタープラン鶴見区プラン」を改定した。2002年以来の計画。前回プランからの進捗なども検証したうえ、現代に合わせて作成。20年後を見すえた、まちづくりの指針となる。
「鶴見区プラン」は市全体の方針である「全市プラン」を前提として策定される地域別構想。今回は2039年度までのおおむね20年間を目安に、鶴見区の将来像と、それに向けた課題解決のためのまちづくり指針などがまとめられている。
改定作業は2016年から開始。区内各種団体との意見交換会を踏まえ、18年11月に素案を作成。素案をもとに市民意見を募り改定を行った。
作成にあたり、この間に進んだまちづくりや、2042年まで続くとされる人口増などの状況を整理。それを踏まえ将来の都市像として、「活力があり 安心して住める 水辺があるまち」を目標とした。さらに、区内の「丘」「川」「海」という3つの地域の特性を生かした環境形成、駅周辺の生活拠点などのまちづくりを明記している。
地域ごとに方針
地域別の方針では、「駒岡・上末吉・下末吉」「潮田中央・潮田東部・潮見橋・潮田西部・小野町」「鶴見中央・豊岡」「矢向・江ケ崎町・市場・市場第二」「寺尾・寺尾第二」「生麦第一・生麦第二」「臨海部」の7つのエリアに類別。各地域の現況と課題を挙げたうえで、まちづくりの目標を設定している。また、そうした目標などを地図上にまとめた方針図も掲載している。
「地域、企業、行政など、鶴見の将来に向けた共通の指針ができた」と区。「作りっぱなしにせず、できることから計画を形にしていきたい」と話した。
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