新型コロナウイルス感染拡大防止に尽力する区内医療従事者を支援しようと、鶴見区商店街連合会(小高信一会長)が、募金活動を開始した。9月30日の同会定例会でまとめるとし、21の加盟商店街が各自で協力を募る。小高会長は「コロナ禍、我々も厳しいが、医療従事者の方々はもっと大変な思いをしているはず。少しでも役に立てれば」と話す。
「気持ちを一つに頑張ろう鶴見」として、加盟商店街に募金のお願いを通知したのは8月17日のこと。豊岡商店街の堀江幹雄理事長の発案だった。「骨を折って働いている人たちが風評被害に遭っている報道などもあり、感謝を伝えたいと思った」と理由を語る。
「鶴見全体で広くやるべきと思った」と、堀江理事長が小高会長に相談。第2波が広がる中、タイムリー性が必要と判断し、各会長が集まる定例会を待たずに実施を決断した。
「8月は例年定例会がなく、9月を待ってからでは遅くなってしまう」と小高会長。そのため、募金活動は各商店街の任意とした。
通知した要項ではそのほか、募金額は各商店街1万円以上とし、区商連全体では100万円以上を目指す旨を明記。
書面上では「地域商業も大きなダメージを受けているが、医療従事者は経済的にも精神的にも追い詰められた状況と聞く」とした上で、「地域の商業活動で生活の糧を受けているものとして、地域の医療の現場に立つ方々を応援し、一緒にコロナ感染症と戦おうと思う」と呼びかけた。
来街者にも呼びかけ
発案した豊岡商店街では加盟約100店に、急きょ募金箱を用意。来街者からも思いを募り、募金者にはマスク1枚を進呈する予定だ。堀江理事長は「多くの協力を集めたい」と意気込む。
「募金箱などを設置しない商店街もあるが、お気持ちのある方は近隣の加盟店に相談してもらえれば」と小高会長。問い合わせは、鶴見区商店街連合会事務局【電話】045・521・6370。
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