鶴見ならではの沖縄の食や文化に触れるイベント「鶴見ウチナー祭」が、11月8日、オンライン形式で開催されることが決まった。実行委員会は、「新しい形でのチャレンジ」とし、ライブ配信などを企画中。インターネット上で寄付支援を募るクラウドファンディングも開始し、「みんなが参加して楽しめる新たなウチナー祭を」と意気込む。
クラウドファンディングも開始
ウチナー祭は、東寺尾で沖縄ショップを運営する(株)琉球エージェントが、横浜産貿ホールで開催してきた企画をもとに、仲通の(株)おきなわ物産センターなどと協力して実現したもの。
沖縄出身者が多く住む鶴見で、沖縄に縁のある区民や商店、企業などが中心となり、実行委員会形式で開催。2016年から始まり、昨年は2日間で計7万人を動員した人気イベントだ。
将来につなげる挑戦
実行委員会は、新型コロナウイルス感染症の拡大以降、何度も話し合いを重ねてきた。
区内でも大規模イベントが中止となる中、先行する他都市の開催事例なども集めながら、可能性を模索。オンラインに行きついた。
実行委員長を務める下里優太さんは「中止にすることは簡単。でも、収束後、これまで通りにお祭りが出来るかもわからない。それなら新しい楽しみ方にチャレンジを」と決定した思いを明かす。
11月8日当日は、鶴見沖縄県人会館=仲通=から無料の生配信ライブを開催。配信は鶴見ウチナー祭公式YouTubeチャンネル、公式Facebookページで行う予定だ。
現在、時間や出演者は調整中で、「スペシャルなゲストも交渉していく」としている。今後の最新情報は、鶴見ウチナー祭のホームページなどで随時発信される。
グルメをリターン
開催にあたっては、クラウドファンディングも実施。4日からスタートしている。例年、会場の出店料や企業・団体の協賛で賄ってきた運営費に充てる。
また、寄付のリターンとして、ソーキそばや残波、オリオンビールといった沖縄グルメを用意。事前に自宅へ届け、ライブ配信を見ながら家で沖縄を楽しんでもらおうという考えだ。
目標金額は150万円で、12日現在、支援者36人・26万1000円の寄付が集まっている。受付終了は10月5日。オールイン方式として、目標未達でもファンディングされる。
実行委員会は「地元企業とも連携しながら、地域活性化も目的として企画してきた祭りです。ウチナー祭でしか味わえない新しいお祭りを開催したい」と寄付協力を呼びかけている。
オール区内ロケ『だからよ〜鶴見』22日に初上映へ
オール鶴見ロケで撮影された映画作品『だからよ〜鶴見』(主演・川田広樹/監督・脚本・渡辺熱/鶴見区後援)が9月22日、川崎はいさいフェスタ内で上映される。新型コロナウイルスの影響で区内外での上映会が延期となっており、初公開となる。
作品は、吉本興行が主幹事を務め、毎年開催している「沖縄国際映画祭」のプログラムの一つ、地域発信型映画として制作。ウチナー祭事務局長の野村拓哉さんが発案し、知人だった演劇ユニット・デッドストックユニオンの渡辺熱さんが制作・脚本を手がけた。撮影は昨年10月、潮田神社など区内各地をロケ地に行われた。
当日は映画上映と、渡辺監督、主演の川田さんや女性デュオいーどぅしらによる舞台挨拶もあるほか、ガレッジセールややなわらばー出演のスペシャルトーク&ライブも行われる。午後2時〜5時(開場1時)。
前売り券2000円、当日券2500円(当日販売はチケットがある場合のみ)。チケットは同フェスタオフィシャルサイト(https://lacittadella.co.jp/lp/haisai/)から購入。映画の詳細は、だからよ〜鶴見ホームページ【URL】https://dakarayo-tsurumi.wixsite.com/movie
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